希少なサンゴの化石から、染料で模様を写し取りながら染めていく職人技。
首里琉染
サンゴ染めストール
サイズ | 約54×200cm |
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重さ | 約65g |
素材 | 綿 |
洗濯方法 | 手洗い |
製造国 | 日本 |
※濡れたりこすれたりすると色移りすることがあります。
※模様の出方や色合いは1点ずつ異なります。
環境チェック情報
ホルムアルテヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
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20ppm以下 | ○ | 紙、ポリ袋(PP)、ゴム |
この繊細な模様はなんと、沖縄の浜辺に打ち上がったサンゴの化石の模様をそっくりそのまま染め上げています。
「薄いコットンの布地をサンゴにのせて、拓本を取る要領で染料を含ませたタンポで擦っていきます。サンゴの模様そのままに染料が布地に染み込んで、模様が浮かび上がってくるのです」
奥行のある美しい模様に染め上げているのは、染め職人の新垣美和さん(首里琉染)。
「この工房では約400個のサンゴ化石を保存していて、このストールにはそのうちの十数個のキクメイシサンゴを組み合せて模様を染めています。外側には直径70センチもある大きなサンゴを配置して、タンポを柔らかい力で擦ることでゆらぐような線に染めてあります。
反対に、模様の中心にあしらった小ぶりのサンゴは、力を込めて擦ります。くっきりした線が出るまで染めて、海の底のような遠近感をつくります」
本品に使っている染料はピンク、紫、黄のたった3色。この3色を布の上で重ねることで、柔らかい色を生み出しています。
現在は法律でサンゴの採集は禁止されているので、首里琉染が保存しているサンゴ化石はたいへんな希少価値です。ちなみに沖縄では、サンゴは長寿や子宝などの幸せを呼び込む縁起物。
布地は柔らかなオーガニックコットン。洗濯は手洗い。