広島「龍」もち豚餃子

　広島「龍」の源流は、1947年創業の餃子皮メーカー・井辻食産にある。元々は、直売所と直営ラーメン店だけで提供していた餃子が評判を呼び、2011年に専門店を開業。いまでは1ヵ月に5万個を売上げる人気店となった。
　龍の餃子と言えば、何と言っても「皮」の旨さだ。餡の旨さを最大限に引き立てるためにたどりついた、厚さ0.7mm、直径8cmの小ぶりの皮は、毎朝自社工場で製造している。極薄ながら、しっかり焼き目をつけても形が崩れないのが特長だ。職人が手包みしたできたてを急速冷凍しているから、焼くと香ばしい皮の香りが立ちのぼり、パリパリの食感が楽しめる。
　餡の5割を占めるのは、広島県三次市と庄原市の契約農家から仕入れたキャベツ。5mm角に粗く刻むことで、シャキシャキの食感を生み出している。脂の甘みが特長の「瀬戸のもち豚」、ニラ、ニンニクと合せ、極薄皮で包めば、外はパリッと、中はジューシーな餃子のできあがり。お店では、たっぷりの青ねぎをタレに入れて、餃子をからめて食べる「広島流」で提供している。ご家庭でも、市販の九条ねぎを乗せて、ねぎ・キャベツ・豚肉・皮の調和を楽しんでみてほしい。
　1袋（20個入り）を6袋、計120個に、酢醤油タレ6袋を冷凍便でお届けする。フライパンを熱して薄く油を引き、冷凍のまま並べ、30秒ほど焼き色をつけたら、熱湯を注いでフタをする。中〜強火で3、4分蒸し焼きにして完成。市販の九条ねぎをたっぷりのせて食べてください。