手づくり味噌キット

この夏仕込んでおけば、冬には3キロの味噌が食べ頃に。6ヵ月かけてじっくり発酵させるから旨みたっぷり。

　国産米糀と国産丸大豆をつかって「わが家の味噌」がつくれる味噌づくりキットである。高崎市で戦国時代から糀をつくりつづけてきた老舗糀屋の22代目、飯嶋藤平さんの「生きた糀」を使っている。
　一般的な米味噌（信州味噌）と比べて約2倍量の糀を使うので、糀のいい香りが感じられる。7月に仕込めば、年明けには香り豊かな「手前味噌」が味わえる。
　この味噌でつくった味噌汁は甘い香りで糀の旨みが強く感じられた。鮭の切り身や豚ロースを一晩漬ければ、旨みたっぷりの味噌漬けが簡単につくれる。
　茹でて潰して下ごしらえ済みの国産丸大豆（1.5キロ）、あきたこまちを醸してつくった生の米糀（1.2キロ）をはじめ、容器も調味料もセットされている。あなたが用意するのは仕込みに使う「4ℓ以上の大型ボウル」「ラップ」「水」だけ。
　それでは仕込んでいく。

1. 米糀と塩を大型ボウルでよく混ぜて、種水を加える。
2. 湯煎で大豆を温めて、糀と合せてよく混ぜる。
3. 大豆と糀で味噌玉（こぶし大のボール状）をつくる。
4. 味噌玉を容器にすき間なく詰めて、仕上げにカビ止めの塩を表面にまんべんなく振る。

　所要時間は約60〜90分。フタを閉めて密封したら台所の隅に置いて熟成させると、6ヵ月後には約3キロの味噌が完成する（冷蔵庫内や40℃を超える場所には置かないでください）。
　完成した味噌の塩分は約10%。
　お届け後は冷蔵庫で保存して20日以内に仕込んでください。