安納芋よりも甘いと言われる糖度30度の焼き芋。
巨大な陶器の壺にさつま芋を吊るして蒸し焼きにする「壺焼き芋」……さつま芋の甘みを引き出すのに最適と言われて、江戸時代から普及していた製法です。戦後になって、一度に大量の芋が焼ける効率第一の石焼き式にとって代わられて以来、いまではほとんど見かけなくなりました。
「しかし、旨さで壺焼きにまさる焼き芋はない」
本品は、こんな信念をお持ちの食文化研究家の榛澤秀治さんが4年がかりで復刻した「糖度30度」のとびきり甘い焼き芋です。
芋のでんぷんは熱によって麦芽糖(みつ)に変化する性質がありますが、最適温度は「65〜75℃」。85℃を超えると変化しにくくなります。
芋が熱に触れる石焼き式では、高温になりやすいのに対して、巨大な壺の中に芋を吊るす壺焼き式の壺内温度は「約70℃前後」に一定化されて、でんぷんがぞくぞくと「みつ」に変っていくのです。
本品のさつま芋は、収穫後に低温多湿状態で熟成させた鹿児島県鹿屋産の「かのや紅はるかプレミアム」。しっとりした食感で、ねっとりした強い甘さが特長です。
1本約300gの大型サイズ6本組。焼き立てを冷凍してお届けします。