背もたれクッション

「上半身の重さは体重の約6割、それを腰が支えています。背中が丸まっていると、腰の背骨への負荷がかたよって、腰痛の原因となります」
　そうおっしゃるのは、6万人を超える腰痛患者を診てきた銅冶（どうや）英雄先生（お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック院長）である。
　そこで銅冶先生が考案したのが、この腰用クッションだ。椅子の背もたれにベルトで固定して使う。
　本品を取りつけた背もたれに背中を預けてみる。おや、腰の上が押されて、自然と背すじが伸びてしまう。寄りかかるほど背中が伸びる。まさに長時間机仕事の人向き。
　職場の椅子にも家庭の食卓椅子にも簡単に取りつけられるが、ソファにはつけられない。製品化はお茶の水義肢装具（2009年創業）。