この道20年以上のベテラン桐職人がつくる「手許箱」。
箱義桐箱店
桐の手許箱
サイズ | 縦38×横29.5×高さ11cm(内寸34.5×25.5×10cm) |
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重さ | 約980g |
材質 | 桐 |
製造国 | 日本 |
環境チェック情報
主要材料部分/板材名 | 原木原産国 | 植林か自然林 | ホルムアルテヒド測定値(平均値) | 梱包材 |
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桐 | 中国 | 植林 | 調査対象外 | エアパッキン(PP) |
箱義桐箱店は明治元年の創業。この道20年以上のベテラン桐職人さんが、中国産の桐の木目を生かして一つ一つ手づくりしてくれる。
本品はA4書類がラクに収まるサイズ。大事な手紙や写真、書類、収集品を入れる「手許箱」としてお使いください。
受注生産のため、お届けまで1ヵ月ほどお時間をいただくことがあるのでご容赦を。
「中に入れた大切な物を守ってくれる桐箱の価値、日本人は見直してもいいと思う」
林望さん(作家、書誌学者)
日本人の知恵がつまった道具なのに日常生活で使われなくなっているのはもったいない、と常々思っているのが桐箱です。
桐自体が中の湿度を保ってくれるし、軽くて燃えにくく、柔らかい。つまり箱に入れた物を守ってくれる。その証拠に、国宝級の美術工芸品は、現在でもすべて桐箱で保管されている。
宮内庁や東京国立博物館で使う桐箱を納めているのが箱義(はこよし)という桐箱屋さん。われわれ書誌学者の間では言わずと知れた老舗だ。
私の家に国宝はないけれど、希少な和書や巻物を手に入れるたび箱義であつらえた桐箱はあれこれとある。旧友や恩師からの手紙の束といった思い出の品を入れて「手許箱」としても使っている。
桐職人の技量を感じるのは蓋を閉めるとき。下箱に乗せると蓋が自重でゆっくりと下がっていき、最後にコトンと小気味よい音を立てて閉まる。
はやし・のぞむ●作家、書誌学者。13年、『謹訳源氏物語』(全10巻)で毎日出版文化賞特別賞受賞。