これまで小社はチェルノブイリ原発事故のあと、内部被ばくの危険性を重視したウクライナがつくった規制値を参考に、自主基準を設けて食品を販売してきました。しかし、数多くの食品を検査してきた結果、その基準を上回ることはほとんどありませんでした。そこで下記のとおり、基準をさらに厳しくして運用しています。
2019年9月20日現在
食品放射能検査室・丸野泰則
品名 | 小社基準 | 国の基準 |
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飲料水・飲用茶 | 2ベクレル/kg | 10ベクレル/kg |
牛乳・乳製品 | 20ベクレル/kg | 50ベクレル/kg |
米 | 10ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
パン・穀類・卵 | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
野菜(根菜、葉菜) | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
果物 | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
肉・肉製品 | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
魚・魚製品 | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
きのこ・海藻類 | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
加工食品 | 20ベクレル/kg | 100ベクレル/kg |
乳幼児食品 | 2ベクレル/kg | 50ベクレル/kg |
セシウムは(株)理研分析センターと(株)日本食品機能分析研究所のゲルマニウム半導体γ線スペクトロメトリーで分析。
※1 お茶はお湯で抽出した飲用する状態での基準値です。茶葉や粉末茶の基準値ではありません。
※ 2
乾燥加工したきのこ・海藻類は水で戻した食用とする状態での基準値です。乾燥状態での基準値ではありません。
商品を6ジャンルに分類して、メーカーから提出していただいた情報をもとに、ジャンルごとに重要項目をチェックしました。
繊維製品 | 皮膚障害など健康面で問題になる「ホルムアルデヒド」について、直接肌に触れる製品は20ppm以下、その他の製品は75ppm以下(厚生労働省肌着基準値)であることを掲載の基準にしています。 ※靴・バッグ・雑貨類は除く。 |
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電気製品 | 電源コードなど部分的に塩化ビニル(PVC)を使用している製品はその旨を記載しています。 |
洗剤・洗浄剤 | 界面活性剤を含む洗剤については「生分解性がBOD法28日間で60%以上、あるいはDOC法で70%以上」を小社基準値としてチェックしています。界面活性剤を含まない製品や排水しない製品は対象外とします。 |
金属製品 | 口や食品が直接触れる部分の材料をチェックしています。 |
皮革製品 | 「牛・豚・馬・羊・山羊・鹿・猪・水牛」以外の動物の革・毛皮を使っていないかチェックしています。 |
プラスチック製品 | 口や食品が直接触れる部分にエポキシ樹脂・PCを使用していないことを本誌掲載の基準にしています。また、本体部分(主要部分)に塩化ビニルを使用していないことを確認し、できるだけ塩化ビニルの使用を減らしています。 [プラスチック素材の略号一覧] ABS/アクリロニトリルブダジエンスチレン樹脂、AS(SAN)/アクリロニトリルスチレン樹脂、EVA/エチレン酢酸ビニルコポリマー、PA/ポリアミド(ナイロン)、PC/ポリカーボネート、PE/ポリエチレン、PET/ポリエチレンテレフタレート、PP/ポリプロピレン、PS/ポリスチレン、PUR/ポリウレタン、PVC/塩化ビニル、TPE/熱可塑性エラストマー、PCT/ポリシクロへキシレン・ジメチレン・テレフタート |
その他 | 主要材料が6ジャンルに入らない商品です。 「主要材料」と「梱包材」をチェックしています。 |
CO₂排出量は環境省環境家計簿「二酸化炭素の排出量係数」に基づいて計算しています。
消費電力量は定格電力量を基準にしています。ただし、「メーカー測定」の表記がある場合は、メーカーが実際の使用状況に近づけて計測した消費電力量を表記しています。
※kgCO₂:CO₂(二酸化炭素)の質量をkg表示する単位。電気代目安は1kWh当たり31円で計算しています。