拭き取った細菌を熱湯消毒できるマイクロファイバークロスは本品以外に見当らない。
スウェーデン・マイクロシステム社
MQ・デュオテックス クロス3枚セット
サイズ | [ノーマルタイプ]30×35cm [ダブルクロス]25×25cm |
---|---|
素材 | (編地)ポリエステル86%・ナイロン14% |
洗濯方法 | 洗濯機洗い。 塩素系漂白剤不可。 |
製造国 | ポーランド |
環境チェック情報
ホルムアルデヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
---|---|---|
調査対象外 | ○ | 紙、ポリ袋(PP) |
極細の合成繊維で細かい汚れも拭き取ることができるマイクロファイバークロスは、いまや掃除の必需品だが、従来品には大きな悩みがあった。「熱に弱くて熱いお湯をかけての消毒ができない」のだ。
極細のポリエステルやナイロン繊維の多くは薬品で加工しているので、熱で変形しやすい。変形すると拭き取り力は落ちるから「熱湯消毒不可」になる。
一方、本品は熱湯をかけても大丈夫。どうして?
本品の極細繊維は薬品を使わず、高温の蒸気でポリエステルとナイロンの繊維を直径7.5マイクロメートルに割く独自の製法でつくられている。高熱で加工済みだから、熱湯をかけても変形しない。
環境先進国、スウェーデンのマイクロシステム社が、洗剤不要で汚れが落ちる業務用の掃除クロスとして開発した。スウェーデンでは、カロリンスカ大学病院やグランドホテルストックホルムなど幅広く採用されている。
本品は下表(拭き取り効果テスト結果)の通り、大腸菌を99.9%、黄色ブドウ球菌を99.5%と、ほぼ完全に拭き取ってしまう。拭き掃除のポイントは、
「テーブルなどは"まずは乾拭き"が鉄則です。いきなり水拭きすると、かえって拭き取った汚れやウイルス、細菌を塗り広げることになってしまいます」(松本忠男先生)
テーブルの汚れなら乾拭きで十分拭き取れるが、コンロまわりの頑固な油汚れには、拭き取り力が高まる水拭きがおすすめ。
ノーマルタイプが2枚、裏がきめの細かい仕上げ拭き面になったダブルクロスが1枚の3枚セット。
拭き取り効果テスト結果
大腸菌 | 黄色ブドウ球菌 | |
---|---|---|
本品 | 99.9% | 99.5% |
一般的なふきん | 94.7% | 94.4% |
(株)食環境衛生研究所でシャーレに滴下した大腸菌と黄色ブドウ球菌の試験液を拭き取り、拭き残った菌を培養して計測した。(09年2月20日〜3月31日実施)。
松本忠男先生(医療環境管理士)
亀田総合病院(鴨川市)の清掃管理者など、病院の環境衛生に30年以上携わっている。著書に『清掃は「いのち」を守る仕事です。』(辰巳出版)ほか多数。