「重たい服、窮屈な服が苦手になったいま、
私のこだわりはただひとつ。
自分が着ていて気持ちがいいこと」
“気持ちがいい服”といっても、単にラクという意味ではありません。ストレスなく着られるのはもちろん、だらしなく見えない、自分の存在が上がる服を選ぶこと。着るものは、大きく言うと人生そのものを表しますから。
ヤッコマリカルドのお洋服は、軽くて締めつけ感がないし、とてもやわらかくて上質なコットンを使っていらっしゃる。なんだか安心して着られるのよね。
安心して着られるから、背筋をしゃんと伸ばして歩けるわけですよ。「これでいいのかしら」と不安を感じる装いだと、背中だって丸まってしまう。安心と自信が自分のなかにあれば、いくつになっても胸を張って歩けるのです。
せっかく生きているのだから、不幸を身に纏うような歩き方はしたくないじゃない? 人生は一瞬、無理はくねくねと避けて通って(笑)、楽しく生きないと損ですよ。
あんな・じゅん●元宝塚歌劇団トップスター。膠原病で療養後、60代で歌手に復帰。近著は『70過ぎたら生き方もファッションもシンプルなほど輝けると知った』(主婦の友社)。日々を綴ったインスタグラムで人気を集めている。
安奈さんが着こなす春のパンツコーデ。
「ハッとするほど顔色が明るく見えるブラウスですね。足首が覗くパンツの丈も絶妙です」
ボトムがシックだと鮮やかなブラウスが引き立ちますね。ピンタックが華やかなのでアクセサリーは銀の靴だけ。甲の肌見せで軽快にまとめました。
「ステッチの甘すぎない愛らしさが大好き。襟を立てて上品なよそゆきスタイルにしました」
襟を立ち上げると、いっそうクラシカルな雰囲気になりますね。年齢が出やすい首周りも品よくカバーできます。襟元にブローチを留めても素敵。
「ステッチの甘すぎない愛らしさが大好き。襟を立てて上品なよそゆきスタイルにしました」
襟を立ち上げると、いっそうクラシカルな雰囲気になりますね。年齢が出やすい首周りも品よくカバーできます。襟元にブローチを留めても素敵。