珍コレ名鑑

コレクション4 銅像(偉人顕彰像)写真 遠藤寛之さん

銅像(偉人顕彰像)写真 遠藤寛之さん(43歳・東京都)4,200体以上 太田道灌から入った銅像の道。仲間から提供を受けつつ全国すべての銅像の網羅を目指す。

 遠藤さんが銅像に目覚めたのは20代後半のこと。

「もともと歴史に興味があり、室町時代の武将・太田道灌が好きだったんです。彼の銅像が関東に10体もあることを知って、『全部見てみたい!』と思ったのがきっかけでした。馬に乗った像や鷹狩をする像など造形や表情もさまざまで、すっかり魅了されました」

 2003年に銅像を集めたウェブサイト「日本の銅像探偵団」を開設。銅像巡りの旅が始まります。これまで遠藤さん自身が訪れて撮影した銅像は約2000体。さらに、インターネットを通じて知り合った団員(愛好家)からの提供写真を合わせると、4200体以上の銅像が掲載されています。

「一口に銅像といっても種類はさまざま。奈良時代の大仏に代表される仏像なども銅像ですし、アート作品や慰霊碑などもあります。その中で、私が集めるのは歴史上の人物や功績を遺した人の顕彰として建てられた『偉人顕彰像』。好きな銅像を挙げたらきりがありませんが、私が考える日本を代表する5大銅像は、札幌のクラーク博士、仙台の伊達政宗、上野の西郷隆盛、渋谷の忠犬ハチ公、桂浜の坂本龍馬です」

東京・赤坂の勝海舟・坂本龍馬師弟像は、除幕式に参加。銅像と一緒に写ることは珍しい。
東京・赤坂の勝海舟・坂本龍馬師弟像は、除幕式に参加。銅像と一緒に写ることは珍しい。

 ほかにも、皇居の二重橋近くにある楠木正成像は、「馬に乗った楠木公の躍動感がすばらしい。銅像の内部は一般的には空洞になっていますが、この銅像は無垢といって内部まで銅が詰まっているんです」と目を輝かせます。

「最近は、強化プラスチックを使って銅像風に造るものが増えています。見ればだいたいわかるのですが、念のため軽く叩いて確認します。銅製でなければ銅像と呼べません」

 遠藤さんにとって銅像の魅力は?

「まずは時空を超えて偉人たちと対面する高揚感。2つめは、新たな銅像の発見が宝探しのような感覚なのです。地方へは夫婦で行くんですが、ついでに観光旅行できるのもいいですね。3つめは、その土地ゆかりの偉人との出会いが知的好奇心をくすぐります。

 私のウェブサイトが、全国のすべての銅像を網羅したデータベースになることが目標です」

新宿中央公園の太田道灌像。故事で山吹を差し出す女の扇子には5円玉が。
新宿中央公園の太田道灌像。故事で山吹を差し出す女の扇子には5円玉が。
東京都・江東区にある松尾芭蕉像は、夕方になると回転し、隅田川を向く。
東京都・江東区にある松尾芭蕉像は、夕方になると回転し、隅田川を向く。
山形市霞城公園にある最上義光の騎馬像
高知県梼原の維新の門
山形市霞城公園にある最上義光の騎馬像(上)と高知県梼原の維新の門(下)。

  • コレクション1 食品サンプル 小幡晃子さん(52歳・千葉県)
  • コレクション2 ペットボトルキャップ 稲熊顕治さん(62歳・愛知県)
  • コレクション3 駅弁掛け紙 上杉剛嗣さん(57歳・静岡県)
  • コレクション4 銅像(偉人顕彰像)写真 遠藤寛之さん(43歳・東京都)
  • コレクション5 駄菓子屋ゲーム 岸 昭仁さん(49歳・東京都)

facebook

twitter

LINEで送る