コロナから身を守るために 鎌田 實先生が実践している7つの習慣

まずは筋肉をつくることから。
免疫力を高めるため、
僕と一緒に踏ん張りましょう。

鎌田かまた みのる先生
(諏訪中央病院名誉院長・作家、72歳)

1

スクワットと1日1回の外出貯筋ちょきん」を増やす。

筋肉量が減ると白血球の働きが鈍り、免疫力も低下します。スクワットのおかげか、僕はこの10年、風邪知らず。運動後は筋肉の原料となるアミノ酸を補給しています。

鎌田先生ご自身による
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2

血糖値を上げない習慣で慢性炎症を抑える。

3

コロナ重症化を防ぐには、血圧の上昇に注意する。

基本の減塩のほか、オメガ3脂肪酸が豊富な青魚も週4~5回食べます。DHAは熱に弱いため、生の刺身がおすすめです。

4

「早寝、早起き」1日のリズムを整えて自然免疫力を高める。

5

「離れてつながる」という新しい作法。

物理的距離はあっても心は近く。電話やSNSを活用しています。

6

発酵食品食物繊維を元気に。

免疫細胞の70%は腸に存在します。僕は善玉菌を増やすため、納豆+キムチ、麹甘酒+ヨーグルトなど、発酵食を組合わせて食べています。

7

手洗い換気物理的距離で感染を防ぐ。

 僕の日課は、公園でのワイドスクワット。毎日午前中に、日光を浴びながら体を動かしています。冬ならスキー。1日で、3キロのダウンヒルを3本、計9キロ滑ります。
 最近患者さんに言うのは、「貯金より貯筋」が大切だということ。免疫力を上げるにも、好きなことをするにも、必要なのはお金より筋肉です。50歳からは毎年1%ずつ筋肉が減るという論文もあるから、僕は「貯筋」を増やすべく、せっせと筋トレを続けています。
 免疫力アップには「体」「食」「心」3つのバランスが大切ですが、僕は「体」づくりからスタートするのをおすすめしています。体を動かすと、食事に気を遣うようになり心も前向きになる。いい循環が生まれやすいのです。
 最近外来で、急激な体の変化を訴える人が増えてきました。以前はピンピンしていたのに、何かにつかまらないと立ち上がれない、暴飲暴食で血糖値が悪化する……。自粛生活のストレスは「心」を蝕み、「体」や「食」にも影響します。コロナとの戦いは長期戦ですから、皆、つまずき始めているのです。
 そんな患者さんには、「ここが土俵際だぞ」という話をします。たとえコロナに勝っても、2、3年後に認知症や寝たきりの人が増えるのでは、元も子もありません。「いま、ぎりぎり元気」な僕たちが踏ん張れるかどうかに、日本の未来がかかっていると言えます。
 僕はコロナが収まったら、イラクの難民キャンプを再訪したい。東京のライブバーでジャズを聞きたい。皆さんも、やりたいことがたくさんあるでしょう。だからこそ、いまが踏ん張りどき。コロナ後に、元気でおもしろい人生を実現するため、まずはスクワットから始めてみてください。

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腸を元気にしたい人へ。