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週刊通販生活トップページ  >  健康寿命をのばす晩ごはん:3月9日(土)

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白澤卓二先生の「健康寿命をのばす晩ごはん」

白澤卓二先生プロフィール

3〜4月の晩ごはん:ガンの予防対策になるおかず。Part2

 昨年(11〜12月の晩ごはん)、がんの予防対策には野菜や果物をバランスよく食べてくださいとお話しました。
 下の図は、米・国立がん研究所が1990年代に「がん予防に効果がある」として調査・発表した40種の食材です。野菜、果物、穀類、海藻類を含む数万種以上の成分を調査した結果です。

 ここに挙がっている食材の多くは、免疫力の向上につながる食材です。がん予防の第一歩は、免疫力を高めてがん細胞を目覚めさせない(がん化させない)ことなのです。

 免疫力を高める食材では、私がいちばんにおすすめしたいのはブロッコリーです。ブロッコリーは「体のサビを取ってくれるおかず(10〜11月)」でご紹介したように、200種以上のフィトケミカルを含んでいる野菜です。中でもイソチオシアネートというフィトケミカルは発がん物質の活性化をおさえる働きがあります。
 ピラミッドのトップに挙がっている生姜には、体をあたためて血流をよくする効果があります。体を冷やさないことも免疫を高めるうえで大切なことです。

 また、免疫細胞の約7〜8割が存在している腸内の環境を改善する食材もおすすめです。しいたけに豊富に含まれている水溶性食物繊維の一種、β-グルカンは、水溶性の食物繊維で腸内の免疫機能を活発化させてくれるので、ぜひ積極的に摂ってください。

 それでは、白澤先生に教えていただいた「長生きするための食材」を使った晩ごはんのレシピ(夫婦2人分)を、4人の料理研究家の方々につくっていただきます。

3月9日(土)「豚バラ肉とキャベツの生姜重ね蒸し」
材料(2人分)
生姜…60g
豚バラ薄切り肉…200g
キャベツ…200g
にんじん…80g
わかめ(乾燥)…7g
ねぎのみじん切り…10cm分
醤油、酢…各大さじ3
ごま油…大さじ1
塩…少々
好みで溶き芥子…少々
  • 塩分(1人分):2.6g
  • アレルギー:なし
つくり方
生姜はよく洗い、皮つきのまま極薄切りにし、(ピーラーで薄くむいてもよい)さっと水にさらして水気をきる。豚肉は食べやすい大きさに切る。
キャベツは1枚ずつはがして葉脈の太い部分をそぎとり、耐熱性の容器に合う大きさにちぎる。にんじんはピーラーで薄くむく。わかめは水で戻してかたい筋があれば取り除き、食べやすい大きさに切る。
耐熱性の容器にキャベツを敷き、にんじん、生姜、豚肉、わかめをのせて2段か3段に重ねる。湯気の上がった蒸し器に入れ、強火で25分ほど蒸す。
Aの材料を混ぜ合せてタレをつくり、3にかけていただく。
今週のレシピは鈴木登紀子さんが担当。
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