[an error occurred while processing this directive]

週刊通販生活トップページ  >  健康寿命をのばす晩ごはん:3月23日(土)

[an error occurred while processing this directive]

白澤卓二先生の「健康寿命をのばす晩ごはん」

白澤卓二先生プロフィール

3〜4月の晩ごはん:ガンの予防対策になるおかず。Part2

 昨年(11〜12月の晩ごはん)、がんの予防対策には野菜や果物をバランスよく食べてくださいとお話しました。
 下の図は、米・国立がん研究所が1990年代に「がん予防に効果がある」として調査・発表した40種の食材です。野菜、果物、穀類、海藻類を含む数万種以上の成分を調査した結果です。

 ここに挙がっている食材の多くは、免疫力の向上につながる食材です。がん予防の第一歩は、免疫力を高めてがん細胞を目覚めさせない(がん化させない)ことなのです。

 免疫力を高める食材では、私がいちばんにおすすめしたいのはブロッコリーです。ブロッコリーは「体のサビを取ってくれるおかず(10〜11月)」でご紹介したように、200種以上のフィトケミカルを含んでいる野菜です。中でもイソチオシアネートというフィトケミカルは発がん物質の活性化をおさえる働きがあります。
 ピラミッドのトップに挙がっている生姜には、体をあたためて血流をよくする効果があります。体を冷やさないことも免疫を高めるうえで大切なことです。

 また、免疫細胞の約7〜8割が存在している腸内の環境を改善する食材もおすすめです。しいたけに豊富に含まれている水溶性食物繊維の一種、β-グルカンは、水溶性の食物繊維で腸内の免疫機能を活発化させてくれるので、ぜひ積極的に摂ってください。

 それでは、白澤先生に教えていただいた「長生きするための食材」を使った晩ごはんのレシピ(夫婦2人分)を、4人の料理研究家の方々につくっていただきます。

3月23日(土)「ブロッコリー入りミートローフ」
材料(2人分×2食)
※ブロッコリー入りミートローフは一度にたくさんつくったほうがおいしいので、2人分×2食の材料を掲載しています。
ブロッコリー…200g
牛ひき肉…350g
玉ねぎ…100g
牛乳…1/4カップ
パン粉(生)…1/2カップ強
溶き卵…1個分
塩…小さじ1
こしょう…適量
ウスターソース、酒…各大さじ1
トマトケチャップ…大さじ2
ウスターソース…大さじ1
バター…20g
  • 塩分(1人分):2.9g
  • アレルギー:小麦、卵、乳
つくり方
ブロッコリーは小房に分け、熱湯で色よくゆでる。つけ合わせ用に4~5房分けておく。
玉ねぎはみじん切りにする。フライパンにバターを熱して透明になるまでよく炒め、バットにとって粗熱をとる。Aを混ぜ合わせてパン粉をふやかしておく。
ボウルに牛ひき肉、2の玉ねぎとパン粉、Bを加えてよく混ぜ、粘りが出るまでよく練る。
オーブンの天板に3の2/3量を横長のだ円状に置き、中心に1のブロッコリーを一列にのせる。残りの肉ダネをかぶせ、手のひらで叩いて空気を抜きながらかまぼこ型に形をととのえる。
4の表面に混ぜ合わせたCを手でまんべんなく塗りつける。180度に熱したオーブンで40分ほど焼き上げる。竹串を刺して透明な肉汁が出たらオーブンから取り出す。
食べやすく切り、器に盛る。1の取り置いたブロッコリーを添える。

*ブロッコリー入りミートローフは冷蔵で4〜5日保存できます。
今週のレシピは松本忠子さんが担当。
バックナンバーを読む
[an error occurred while processing this directive]