みなさんはご自分の血糖値をご存知ですか?
厚生労働省の「平成19年度国民栄養調査」によると、40代以上の3人に1人が糖尿病と糖尿病予備軍と言われています。糖尿病になると血管へかかる負荷が増えて、動脈硬化や脳梗塞のリスクが高まりますから、毎日の食事に注意してください。
糖尿病と大きく関わっているのが、すい臓から分泌されるインスリンです。糖尿病になると、血液中の血糖値を下げる働きをしているインスリンの分泌量が減ります。すると食事のたびに血糖値が急激に上昇しやすくなって、血管に過大な負担がかかるのです。
これを予防するためには、血糖値の上昇を抑える食材がおすすめです。とくにおすすめなのが、オクラとモロヘイヤです。この2つに豊富に含まれているヌルヌル成分のムチンは、食事によって体内に取り込んだ「糖質」を包み込んでゆっくり消化吸収して、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。
もう一つ、おすすめの食材がゴーヤです。ゴーヤに含まれている苦味成分のモモルデシチンとチャランチンは、インスリンに似た働きを持つと言われています。さらにゴーヤに含まれている食物繊維にも糖質をゆっくり吸収させる働きがあるので、ぜひ、旬の夏に積極的に摂ってください。