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11〜12月の晩ごはん:ガンの予防対策になるおかず

「野菜や果物を食べる量が少ないと、がんになりやすいということがわかっています。それでは何を食べるべきかというと…」

 2005年に国立がんセンターのがん予防・検診研究センターから「科学的根拠に基づくがん予防」が発表されました。偏った健康情報やうわさに踊らされないという観点から、いまの時点でもっとも信頼性が高く、より確実な科学的根拠に基づいたがん予防法をまとめたものです。
 この発表では、食生活で大切なのは「野菜と果物をバランスよく摂ること。1日400g以上が目標」としています。世界中の研究でも、野菜や果物を食べる量が少ないとがんになりやすいということがわかっていますから、いろいろな野菜と果物をバランスよく食生活に取り入れることが大切です。

 現在の段階ではまだ研究途上ですので、どの食材のどの成分にがんの予防効果があるのかまでは特定できていませんが、私がおすすめしてもよいと考えている食材は、キャベツ、セロリ、ブロッコリースプラウトの3つです。

 キャベツとセロリは、どちらも米・国立がん研究所が1990年代に調査・発表したがん予防に効果がある約40種の食材(デザイナーフーズ)に挙げられているものです。
 この調査では、野菜、果物、穀類、海藻類などの数万種以上の成分を調査して、がん予防の効果があると判明した成分を含んでいる約40種の食材をピラミッド状に並べて発表しています(下図参照)。

 ピラミッドの上へ行くほど予防効果が高いとされ、にんにく、キャベツ、セロリ、生姜などがピラミッドの頂点に挙げられています。なかでも、キャベツとセロリは調理がしやすく、煮たり、炒め物にしたり、サラダにしたりしてたくさんの量が摂れますから、ぜひ毎晩のおかずに登場させてください。

 ブロッコリースプラウトは、発芽して1週間くらいまでのブロッコリーの新芽で、最近ではスーパーにもよく置いてあります。成長したブロッコリーはデザイナーフーズに含まれていますが、その新芽には成長に必要なビタミン、ミネラルなどの栄養分がとくに多く含まれています。なかでも抗酸化力の高いスルフォラファンを豊富に含んでいるので、体の免疫力を高める手助けをしてくれます。

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