[an error occurred while processing this directive]

週刊通販生活トップページ  >  健康寿命をのばす晩ごはん:3月10日(日)

[an error occurred while processing this directive]

白澤卓二先生の「健康寿命をのばす晩ごはん」

白澤卓二先生プロフィール

3〜4月の晩ごはん:ガンの予防対策になるおかず。Part2

 昨年(11〜12月の晩ごはん)、がんの予防対策には野菜や果物をバランスよく食べてくださいとお話しました。
 下の図は、米・国立がん研究所が1990年代に「がん予防に効果がある」として調査・発表した40種の食材です。野菜、果物、穀類、海藻類を含む数万種以上の成分を調査した結果です。

 ここに挙がっている食材の多くは、免疫力の向上につながる食材です。がん予防の第一歩は、免疫力を高めてがん細胞を目覚めさせない(がん化させない)ことなのです。

 免疫力を高める食材では、私がいちばんにおすすめしたいのはブロッコリーです。ブロッコリーは「体のサビを取ってくれるおかず(10〜11月)」でご紹介したように、200種以上のフィトケミカルを含んでいる野菜です。中でもイソチオシアネートというフィトケミカルは発がん物質の活性化をおさえる働きがあります。
 ピラミッドのトップに挙がっている生姜には、体をあたためて血流をよくする効果があります。体を冷やさないことも免疫を高めるうえで大切なことです。

 また、免疫細胞の約7〜8割が存在している腸内の環境を改善する食材もおすすめです。しいたけに豊富に含まれている水溶性食物繊維の一種、β-グルカンは、水溶性の食物繊維で腸内の免疫機能を活発化させてくれるので、ぜひ積極的に摂ってください。

 それでは、白澤先生に教えていただいた「長生きするための食材」を使った晩ごはんのレシピ(夫婦2人分)を、4人の料理研究家の方々につくっていただきます。

3月10日(日)「ブロッコリーと帆立の落とし揚げ」
材料(2人分)
ブロッコリー…150g
帆立貝柱…3個
小麦粉…1/2カップ
溶き卵…1/2個分
揚げ油…適量
塩、抹茶…各小さじ1
  • 塩分(1人分):1.9g
  • アレルギー:小麦、卵
つくり方
ブロッコリーは小房に分け、さらに3~4等分の小さな小房に分ける(茎の部分は使わない)。塩(分量外)を加えた熱湯でさっとゆで、ざるに上げる。
帆立は厚みを半分に切り、1cm角に切る。小麦粉小さじ1(分量外)をまぶす。
ボウルに小麦粉、溶き卵、冷水1/2カップ強を加え、混ぜ合わせて衣をつくる。
3の衣に1、2を加えて軽く混ぜる。揚げ油を170~180度に熱し、スプーンですくったタネを静かに落とす。5~6個ずつゆっくりと1〜2分揚げ、油をきって器に盛る。
塩と抹茶を合わせて抹茶塩をつくり、4にかけていただく。
今週のレシピは鈴木登紀子さんが担当。
バックナンバーを読む
[an error occurred while processing this directive]