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白澤卓二先生の「健康寿命をのばす晩ごはん」

白澤卓二先生プロフィール
白澤卓二先生のプロフィール
1958年神奈川県生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。寿命制御遺伝子の分子遺伝学やアルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究が専門。日本抗加齢医学会理事。著書に『100歳まで元気に生きる食べ方』(三笠書房)、『100歳までボケない101の方法』(文春新書)など多数。

3〜4月の晩ごはん:ガンの予防対策になるおかず。Part2

 昨年(11〜12月の晩ごはん)、がんの予防対策には野菜や果物をバランスよく食べてくださいとお話しました。
 下の図は、米・国立がん研究所が1990年代に「がん予防に効果がある」として調査・発表した40種の食材です。野菜、果物、穀類、海藻類を含む数万種以上の成分を調査した結果です。

 ここに挙がっている食材の多くは、免疫力の向上につながる食材です。がん予防の第一歩は、免疫力を高めてがん細胞を目覚めさせない(がん化させない)ことなのです。

 免疫力を高める食材では、私がいちばんにおすすめしたいのはブロッコリーです。ブロッコリーは「体のサビを取ってくれるおかず(10〜11月)」でご紹介したように、200種以上のフィトケミカルを含んでいる野菜です。中でもイソチオシアネートというフィトケミカルは発がん物質の活性化をおさえる働きがあります。
 ピラミッドのトップに挙がっている生姜には、体をあたためて血流をよくする効果があります。体を冷やさないことも免疫を高めるうえで大切なことです。

 また、免疫細胞の約7〜8割が存在している腸内の環境を改善する食材もおすすめです。しいたけに豊富に含まれている水溶性食物繊維の一種、β-グルカンは、水溶性の食物繊維で腸内の免疫機能を活発化させてくれるので、ぜひ積極的に摂ってください。

 それでは、白澤先生に教えていただいた「長生きするための食材」を使った晩ごはんのレシピ(夫婦2人分)を、4人の料理研究家の方々につくっていただきます。

3月16日(土)「かつおの生姜煮」
材料(2人分×2食)
※かつおの生姜煮は一度にたくさんつくったほうがおいしいので、2人分×2食の材料を掲載しています。
かつお…1さく(300g)
塩…少々
生姜…大3かけ(100g)
酒…1カップ
みりん…大さじ2
砂糖…大さじ1と1/2
醤油…1/4カップ
  • 塩分(1人分):2.3g
  • アレルギー:なし
つくり方
かつおは1.5cm厚さに斜め切りにし、塩をふって5分ほど置く。ざるの上にのせ、全体が白くなるまで熱湯を回しかける。
生姜は皮つきのまま薄切りにする。
銅製の鍋(なければ厚手の鍋)に生姜の半量を敷き、Aを入れて煮立てる。
煮立ったら1のかつおを並べ、その上から3の残りの生姜をかぶせるようのせ、中火で煮立てる。アクが出たら取り除き、弱火で落としぶたをする。ふたをずらし加減にかぶせ、60~70分煮る。
汁気が残っていたら火をやや強めて、ほとんど汁気がなくなるまで煮切る。

*かつおの生姜煮は冷蔵で1週間保存できます。
今週のレシピは城戸崎愛さんが担当。
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