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白澤卓二先生の「健康寿命をのばす晩ごはん」

白澤卓二先生プロフィール
白澤卓二先生のプロフィール
1958年神奈川県生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。寿命制御遺伝子の分子遺伝学やアルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究が専門。日本抗加齢医学会理事。著書に『100歳まで元気に生きる食べ方』(三笠書房)、『100歳までボケない101の方法』(文春新書)など多数。

4〜5月の晩ごはん:

 長寿の人は「ストレスに打ち勝つ力」が強いと言われています。食事でストレスに打ち勝つには、くるみ、かつお、鶏むね肉の3つを食べるといいでしょう。

 この3つの食材に共通している成分は、トリプトファンという必須アミノ酸です。トリプトファンは体内に入ると、セロトニンという脳内ホルモンに変化します。セロトニンは別名「癒しのホルモン」とも呼ばれていて、精神の安定をはかる働きをしています。

 トリプトファンは、他にもチーズや牛乳、納豆、豆腐といった乳製品や大豆製品にも豊富に含まれていますが、くるみ、かつお、鶏むね肉が優秀なのは、ビタミンB6も同時に含んでいるところです。ビタミンB6はトリプトファンが体内でセロトニンに変化するために欠かせない成分ですから、ストレスをやわらげるにはじつに最適な食材と言えるでしょう。
 「ストレスがたまっているな」と感じたときは、ぜひ積極的に摂ってください。

 それでは、白澤先生に教えていただいた「長生きするための食材」を使った晩ごはんのレシピ(夫婦2人分)を、4人の料理研究家の方々につくっていただきます。

4月26日(金)「かつおのハーブパン粉焼き」
材料(2人分)
かつお(刺身用)…200g
醤油、酒…各大さじ1/2
小麦粉、牛乳…各小さじ2
パン粉…大さじ4
ローズマリー(乾燥)…大さじ1
オリーブ油…小さじ2
バルサミコ酢…大さじ1
オリーブ油…大さじ1
塩…小さじ1/4
砂糖…小さじ1/2
ベビーリーフ、レモン…各適量
  • 塩分(1人分):1.4g
  • アレルギー:小麦、卵、乳
つくり方
かつおは醤油と酒をまぶして、ときどき裏返しながら10分ほど置き、キッチンペーパーで汁気をふく。
小麦粉と牛乳をなめらかになるまで混ぜ、1の表面に薄くまぶす。
Aを混ぜ合わせて2にしっかりとつける。
フライパンにオリーブ油を熱して3を入れ、表面がこんがり色づくように強火で各面を焼く。
4を取り出して7mmほどの厚さに切り、ベビーリーフ、レモンとともに器に盛り合わせる。Bを混ぜ合わせてドレッシングをつくり、回しかける。
今週のレシピは堀江ひろ子さんが担当。
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