歌い手と聴き手を
つなぐために
最新ヒットチャートを駆け上がらなくても、
高視聴率番組で歌われなくなっても、
人々の心に残り続け、歌い継がれ、熱く語られる歌がある。
出会いと別れ、世代や時代、風景や文化を教えてくれた歌。
あの頃の自分を想い出す歌。生きる勇気や希望を掴んだ歌。
そんな“真の歌”を発掘して紹介するのが「オトナの歌謡曲」。
企画・監修/中野充浩(ワイルドフラワーズ)、
佐藤利明(オトナの歌謡曲プロデューサー)
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(2023年10月2日~)は、
戦後日本の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたストーリー。
昭和20年代に「ブギの女王」となった伝説のエンターテイナーとは?
オトナたちが記憶を辿ろうとする時、
幼少時や青春のサウンドトラックには阿久悠の歌が聴こえてくる。
1970〜80年代の昭和歌謡全盛期に最も眩しく輝いた歌い手は、
75歳になった今、前人未到の伝説を作り出そうとしている。
「1980年代の真実(リアル)」は、昭和歌謡・最後の10年に着目し、
ヒット曲誕生の背景や隠れた名曲を再発見するコーナー。
昭和30〜40年代にテレビ・映画・レコードで大活躍した
伝説のグループ「クレイジーキャッツ」とは?
今回取り上げるのは、昭和歌謡史にひときわ眩しく輝く2つの星。
女性アイドルという枠を超え、日本のポップカルチャーの礎となった
キャンディーズとピンク・レディー。
テレビ番組『時間ですよ』で、
窓辺に座って白いギターを弾いていた「隣のマリちゃん」。
そんな天地真理が「水色の恋」でデビューしたのは、
1971(昭和46)年10月のこと。