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一本あるだけで、見た目年齢をぐっと上げてしまうシワ。特に乾燥が進む冬の季節はシワが増え、深く刻まれるリスクが高まります。

船坂陽子先生のイメージ

監修

船坂陽子先生

皮膚科医。池袋西口病院美容皮膚科部長、日本医科大学名誉教授。日本色素細胞学会理事。

目次

トリセツ①
小ジワから大ジワへ。
シワは成長して段々深くなる。

シワはこんなところにできやすい。

皮膚が薄く乾燥しやすいところ、表情筋をよく動かすところはシワができやすいです。専用アイテムでケアするのも手。

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シワが深くなる過程

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シワができるメカニズム

言わずもがなですが、シワとは肌の表面にできるスジや溝のこと。乾燥や加齢などが原因で肌表面にある「表皮細胞」が劣化すると、角質層が不均一になって肌表面がザラつき、細かい凹凸となってシワになります。
シワの第一段階は、表皮にできる細かいちりめんジワです。小ジワとも呼ばれ、皮膚が薄い目尻や口もとにできやすく、年齢に関わらず現れるのが特長。この小ジワを放っておくと、徐々にシワが深くなりもとに戻りにくくなります。そしてついにシワが肌の奥の真皮にまで達するとV字型に陥没し、真皮ジワに。大ジワとも呼ばれ、これがシワの最終形です。そのほかにも、表情のクセによってできる表情ジワ、ハリが失われることで起こるたるみジワもあります。

シワは「浅いうちに打て」

大ジワにまで進行してしまうと、日々のスキンケアだけでシワを消すことは困難です。美容皮膚科ではコラーゲンの生成を促すフラクショナルレーザーや、真皮に焦点を合せて熱を送るHIFU(ハイフ)やラジオ波、ヒアルロン酸の注入などの選択肢がありますが、セルフケアでなんとかしたいなら小ジワのうちに手を打つのが正解。シワの原因によっても対策は変わりますから、まずは次項で原因を知ってください。

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トリセツ②
シワの原因はひとつにあらず。
シワを深める5大原因を知る。

原因① 乾燥

湿度も気温も下がるこれからの季節は要注意。

肌が乾燥していると、角質層の水分が保持できず乾燥小ジワができやすくなります。そのままの状態が続くと、真皮の水分量も低下。深い真皮ジワにつながります。
11月になると湿度はぐっと下がります。室内では暖房の影響で、湿度が20~30%にまで低下することもあるため、加湿器なども活用して肌を乾燥から守ってください。加えて気温が低くなると皮脂の分泌も減少。水分が蒸発しやすくなり、肌の乾燥に拍車をかけるため注意が必要です。

湿度と気温の変化イメージ

原因② 加齢

加齢で肌がたるむと、シワは深くなります。

肌の弾力は、真皮で網目状に張り巡らされたコラーゲンをエラスチンが束ね、その間をヒアルロン酸などが満たすことで生まれます。これらの成分は線維芽細胞によって体内でつくられますが、年齢とともにその量は減少。すると、肌を支える力が弱くなり、弾力も失われてしまいます。
弾力が低下すると、重力にまけてたるみが出ます。このたるみが、シワの原因のひとつ。特にほうれい線や目の下のシワは、たるみによって起こりやすいです。

加齢によるたるみイメージ

原因③ 摩擦

摩擦はバリア機能の低下を招きます。

肌をこすると表皮の角質層がはがれて薄くなり、ターンオーバーが乱れてしまいます。これにより角質細胞が未熟なまま肌表面に現れ、肌のバリア機能が低下。紫外線やホコリ、花粉などの外部刺激を受けやすくなるだけでなく、肌の内側から水分が蒸発し乾燥小ジワができやすくなります。
特に目の周りや口もとは、皮膚が薄くデリケートです。少しの摩擦でもダメージが蓄積されてシワができやすくなりますから、注意してください。

摩擦でバリア機能が低下した肌イメージ

原因④ 紫外線

シミだけでなくシワ、たるみの原因に。

紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)があります。UV-Bは主に表皮にシミをつくるのに対し、UV-Aは真皮にまで達し、肌の弾力を保つコラーゲンを変性させ、シワやたるみを引きおこします。
UV-Aは冬でもUV-Bほど減らないため、一年中注意が必要です。日焼け止めの「SPF」はUV-B、「PA」はUV-Aの防御力を示します。SPFは50+が国内最高値、PAは+から++++の4段階で表示され、+が多いほど防御効果が高くなります。

紫外線量の変化イメージ

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原因⑤ 生活習慣

健やかな肌を守るには睡眠と食事も大切です。

生活が不規則で睡眠不足になると、ストレスもたまりやすくなり、ターンオーバーが乱れてシワができやすくなります。規則正しい生活を心がけましょう。下にあげたような、肌によい栄養を含む食品をとるのもおすすめです。

ビタミンC

弾力のある肌に欠かせないコラーゲンの合成を助けます。抗酸化作用により紫外線ダメージの軽減効果も。キウイやイチゴ、レモンなどに含まれます。

鉄分

ビタミンCと同じく、コラーゲンを合成する際に必要です。女性は特に不足しがちなため積極的にとってください。レバーやひじきなどに含まれます。

コラーゲン

真皮で肌の弾力を支えるコラーゲンは、手羽先や牛すじなどに多く含まれます。水に溶けだす性質があるので、スープなどでとると効率的です。

オメガ3

コラーゲンとエラスチンの分解を抑制します。オメガ3脂肪酸には、マグロなどに含まれるDHAやEPA、えごま油に含まれるα-リノレン酸などがあります。

トリセツ③
毎日のスキンケアで、
シワの進行を食い止める。

こすり洗いは厳禁。まずは洗顔を見直し。

摩擦が肌によくないのは、前項で解説した通り。洗顔は毎日しますから、ゴシゴシ洗いではシワが増える一方です。下のコツを守って、肌に負担をかけないよう気をつけましょう。
クリームをつける際も、肌の上で伸ばしてしまうと摩擦の原因に。まずクリームを手に広げてから、包み込むようにつけていくと負担が減らせます。

洗顔のコツ

  1. お湯は32~35℃くらいのぬるま湯で。熱すぎると皮脂が落ちすぎて乾燥の原因になります。
  2. 洗顔料はしっかり泡立てる。泡がクッションの役割を果たし、肌を摩擦から守ってくれます。
  3. 泡は丁寧に流す。生え際、あごの下は特に流し残しに注意してください。
  4. 優しく水分をとる。こすらずにタオルでそっと抑えるように拭きましょう。

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徹底保湿が、乾燥から肌を守ります。

シワの入り口、乾燥小ジワを防ぐには保湿あるのみです。十分に保湿された肌は、バリア機能も高まって肌に水分をとどめる力も強くなります。
スキンケアには、年齢とともに減ってゆく肌の保湿成分であるセラミド、天然保湿因子(NMF)、ヒアルロン酸などが配合されたものを選ぶと効率よく潤いが保てます。

セラミド

角質層にあって、潤いを保つのに欠かせない「細胞間脂質」の50%以上を占める成分。水分を逃さずつなぎとめる性質を持ち、保湿とバリア機能の維持の要となる。

天然保湿因子

肌にもともと備わっている低分子保湿成分の総称。NMFとも略され、天然の保湿成分として肌の水分バランスを保つ役割がある。その約半分はアミノ酸でできている。

ヒアルロン酸

1グラムで6リットルもの水分を保つ力がある。肌の奥の真皮に存在し、コラーゲンとエラスチンのすき間を満たして水分を保つと同時に、肌に弾力やハリを与える。

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