2023年1月放送「猫は液体」
WEB限定でこっそり公開!
撮影裏話
生き物が相手の撮影は、人間が相手の撮影とまるで違います。
もともと「猫は液体」CM撮影にはカタログハウスの社員のほか、一緒にCMを制作している広告代理店の方、映像制作のための監督やカメラマンなど、合計11人のスタッフが同行していました。撮影としては少ない人数です。撮影場所は猫ちゃんたちがいちばんくつろげる「猫は液体(みかんとじろうさんち)」さんのご自宅でした。
ところが、見知らぬ人間が家の中に11人もいては、猫ちゃんたちは怖がって隠れてしまいます。これでは「液体」になってくれるなんて夢のまた夢。
そこで一計を案じた猫好きのスタッフ。まず、実際の撮影場所となるリビングには猫ちゃんたちと飼い主である「猫は液体(みかんとじろうさんち)」さんのみが入り、撮影スタッフなしで三脚とカメラを設置しました。
リビングの外の廊下には機材スタッフを1人、さらに離れたお部屋に監督1人を配置。猫ちゃんが安心できるよう、徹底して気配を殺します。
そして残り9人は……12月の屋外でひたすら待機しました。貼るカイロを大量に使いつつ、固唾をのんでモニターも見守ること9時間。辺りは真っ暗になり、帰りの電車が心配になるころまで粘って、ようやく3匹全員が「液体」になってくれた瞬間には、寒空の下で歓声があがりました。(CM担当・浅水)