コートの名門、三陽商会が復刻した一生物のノーブル・トレンチ。
三陽商会
ササールコート
色 | ベージュのみ |
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サイズ | レギュラー丈:36、38、40、42/ショート丈:36、38、40 |
重さ | 約1.1kg(レギュラー丈・38) |
素材 | 表地:綿100%/裏地:キュプラ100% 中布:ポリエステル59%、ナイロン41% |
洗濯方法 | ドライクリーニング |
製造国 | 日本 |
●レギュラー丈
サイズ | 着丈 | バスト (適応バスト) | 肩丈 | 袖丈 |
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36 | 103cm | 101cm (78〜82cm) | 40.1cm | 56.8cm |
38 | 105cm | 104cm (81〜85cm) | 40.5cm | 57.8cm |
40 | 105cm | 107cm (85〜89cm) | 41.3cm | 58.1cm |
42 | 107cm | 110cm (89〜93cm) | 42.1cm | 58.4cm |
●ショート丈
サイズ | 着丈 | バスト (適応バスト) | 肩丈 | 袖丈 |
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36 | 93cm | 98cm (74〜79cm) | 39.1cm | 55.3cm |
38 | 95cm | 101cm (78〜82cm) | 39.5cm | 56.3cm |
40 | 95cm | 104cm (81〜85cm) | 40.3cm | 56.6cm |
ササールコートは1958年に制作されたイタリア映画『三月生れ』でヒロイン、ジャクリーヌ・ササールが着ていたトレンチコートです。1959年に日本で映画が封切られたのを記念して三陽商会が『ササールコート』と銘打って発売したところ、1シーズンで5万着も売上げる大ヒットに。
本品は60年代に販売を終了していたササールコートの復刻版です。「こんな一生物のトレンチがほしかった」とよろこばれて、2017年冬、2018年冬とご紹介してきましたが、残念ながら本シーズンがラスト販売となります。
そこで「トレンチ大好き」とおっしゃる結城アンナさんに有終の美を飾っていただきました。やっぱりトレンチ姿っていいですねえ。
本品はトレンチの伝統を守りつつ、重ね着した上からもラクに着られるゆったりしたシルエットと丸みを帯びたやさしいテーラー襟が特長です。クラシックなレギュラー丈と流行のショート丈の2サイズから選べます。
生地は高密度織りギャバジンにバイオ加工と撥水加工を施した三陽商会の特注素材。縫製は高い技術力で知られるサンヨーソーイング青森工場が担当しています。
この生地とこの縫製で8万円代という価格は、本誌の復刻依頼に三陽商会さんがギリギリでこたえてくださった愛情価格。販売終了、どうぞご了承ください。
※袖丈は長期間の着用により肘の折りシワが出てきたときに短く感じることを想定した、少し長めの設計です。
結城アンナさん(モデル)
ファッションは60代からこそが愉しいというのが私の持論です。経験を重ねて自分に合う色や丈やシルエットにたどり着いた世代ですから。トレンチコートはそんな私たちをカッコよく支えてくれる「勝負服」だと思います。ドレッシーな装いもカジュアルな装いもカッコよく包み込んで、着る人の人生を感じさせてくれる力があるんです。
私はトレンチが好きで本場の英国製をはじめ3〜4着持っていますが、このササールコートは手持ちのものに比べてずいぶん軽くしなやかに感じました。この歳になると、軽いということが一番大事。これなら動きやすくて気持ちよく着られます。トレンチの王道を踏襲したクラシカルなデザイン、身体にストレスを感じさせないしっくりした着心地、さすがは日本人の体型を知り尽くした三陽商会さんですね。生地も縫製もしっかりしていますから、娘や孫にもバトンタッチできそう。
トレンチを着こなすと言っても難しく考えることはありません。寒かったらボタンを閉じてベルトを締める。暑ければ前を開ける。風が吹いたら襟を立てる。袖がじゃまなときはまくり上げる。どんな着方をしても、カッコよく見せてくれるのがトレンチのいいところです。
ゆうき・あんな●モデルとして10代からファッション誌やCM、広告で活躍後、一時休止。60歳を迎えてから本格的に活動を再開。著書に『自分をいたわる暮らしごと』(主婦と生活社)ほか。