油こし器 クレーマジック
3回魚を揚げてドロドロに濁った油が透明に。焦げ臭さまで取りのぞく活性白土の吸着力。
油こしなんて市販の廉価品で十分と思っているかもしれませんが、性能がよければ油は捨てずに何度も再利用できます。
競合品はろ紙や活性炭フィルターが主流ですが、私たちが選ぶのは吸着力が抜群の「ろ紙+クレーパウダー」式。クレーパウダーの原料は、不純物を吸着する効果が高い活性白土を主とした3種の粘土。食用油メーカーが油の臭いや汚れを取り除く「精製」の工程で採用している業務用と同じ素材です。
ろ紙にクレーパウダーをセットして、使い終わった油を冷めないうちに注ぐ。すると、焦げた衣はもちろん酸化の原因となる粒子状のクズまでクレーパウダーがしっかり吸着して、透明な色の油に甦らせてくれます。粘土の粒子はろ紙のすき間よりも大きいから、ろ過した後に油に残る心配はありません。
3回くらい使った油をろ過すると、焦げ臭さが減って、色の透明度の違いがはっきりわかるはず。
ろ紙30枚とクレーパウダー300gつき。1回分のパウダーは約10gで、1ヵ月以内なら3回はくり返し使えます。
メーカーは医薬品や試薬の開発で知られる日本ケミファ(1950年創業)。