“朝”と“夜”のルーティーン

いつまでも若々しく、自然体の美しさを放つ作家・甘糟りり子さんの鎌倉暮しを拝見。日々のスキンケアには、オールインワンゲルの「朝空」と「夜露」が定番になっていました。

朝のルーティーン朝空

鎌倉暮しで目指す健やかな美しさ。

「肌がどことなく発光しているような、健康的なツヤが出るのがいいんです」伸びがよく乾燥肌にもしっとりなじむ。母・幸子さんも使ってくださっているそう。

 華やかなバブル期を謳歌し、30代は都心で暮していた甘糟さんが、幼少期を過ごした鎌倉に戻ってきたのは15年ほど前、43歳のとき。現在、海や山に囲まれた鎌倉の豊かな自然の中で母・幸子さん(88歳)と暮しています。「30代は飲んで夜帰ってから朝まで原稿を書くという生活。おかげで不眠症にも悩まされました。若い頃はそれでも乗り切れましたが今は無理。健康と美容は表裏一体だと実感しています」
 そこで意識し始めたのがリズムを大事にした暮し。鎌倉に戻ったことで朝晩の生活リズムも整っていったといいます。「朝はまず糠床を混ぜ、二人分の朝昼兼用ご飯をつくるところからスタートします」。旬の食材を使った和食は減塩が基本。「塩で素材の味がわからなくなってしまうのが嫌なんです」。

食卓に欠かせない糠漬けは、旬の野菜を使い自家製の糠床で手作りしている。糠漬けをかき混ぜたら、玄関と庭の掃除へ。「朝から外に出るので、日焼け止め、大事です」

“余計なものはいらない”というこだわりは化粧品選びにも通じています。「若い頃から肌が弱くて、合成香料など余計なものが入った化粧品を使うとかぶれてしまうんです。紫外線吸収剤を使った日焼け止めで酷く肌荒れして皮膚科行きになったこともあって、そのときはワセリンだけの肌断食をしました。あれこれ重ねて塗るのは好きではないですね。肌が乾きやすいので保湿には気を遣いたいけど朝は家事で手一杯ですから、できればふた手間以内のシンプルケアが理想です」
 そんな甘糟さんにマッチしたのが朝用オールインワンゲル『朝空』でした。「保湿から日焼け止めまで1本で済むので、重ね使いが苦手な私にぴったりでした。すっぴんのようですっぴんではない、つくりこみすぎない美肌に仕上がるのもいい。塗った直後は少し白いんですが、5分くらい経つと不思議となじんで肌の奥からツヤがにじみ出てくるんですよね。ファンデを塗ると毛穴に詰まってボツボツと悪目立ちしちゃうんですが、これだと厚塗り感や毛穴詰まりもないですし。眉毛を描いてすぐ近所へお買い物に出かけられます」

夜のルーティーン 夜露

運動も美容も、無理なく続けられることが大事。

子どもの頃に遊んだ海は心の拠り所だそう。散歩やジョギングの合間に、水平線に夕陽が沈む様を眺めてリラックス。「海の香りはどこか懐かしくて大好き」レコードで音楽を楽しむときや読書タイムには香木を焚くことも。

 朝の家事を終えると、コーヒーを豆から挽き、ゆっくりと淹れ、仕事に向かうスイッチをオンにします。「夕方まで集中したらなるべく切り上げて海に行きます。子どもの頃から海の近くで過ごしてきたので、やっぱり海を見るのが好き。気分転換になります」
 42歳でフルマラソンを完走した経験がありますが、今は30分ほどの軽いジョギングや月2〜3回ジムで汗を流すというペースに変わったそう。「50代後半になって、運動も美容も無理なく続けられるのが一番大事だと感じています。あるとき皮膚科の先生に何をつけても肌が乾燥するって相談したら、化粧水、美容液、クリームとそれぞれ1分以上は空けるといいと言われたんです。でも毎日それを続けるのは私には負担でした」
 そこで試したのが夜用オールインワンゲルの『夜露』。「たった1本で保湿してくれるのか少し心配でしたが、「夜用」というのが画期的だと思って。ふつうのオールインワンは朝も夜もないですよね。以前ほかのオールインワンを使った時は乾燥して肌全体がひきつったようにパリパリしましたが、これは大丈夫でした。夜の肌に必要なものがちゃんと考えられていて、翌朝の肌もすっきりと潤っているのがいいです。母も気に入って、一緒に使っているんですよ。それに天然精油の自然な香りも大好き。まず香りを楽しんでからゆっくり肌になじませています」

1日の最後に肌を労わるようにハンドプレスしながら『夜露』でお手入れ。たっぷり4プッシュ出して、年齢が出やすい首やデコルテまで伸ばします。週2〜3回は『肌再』パックでスペシャルケア。超音波ミストもお気に入り。

 バブル世代の人たちは自分らしさをアップデートして今でも美容も楽しんでいると甘糟さんは言います。「『朝空』と『夜露』はアップデートされたオールインワンだと思う。混合肌の上に敏感な私の肌に、やっと納得のいくものに出会うことができました」
 若づくりではなく、健やかでありたい。自分の肌や体と向き合いながら、無理なく続けられることを大切にリズムよく暮す。そんな暮しが甘糟さんの自然体な美しさの源になっているようです。

読書は頭を切り替えるのに最適と甘糟さん。「本は別世界に連れて行ってくれます」お気に入りのバカラのアンティークグラスでの晩酌も気持ちをオフにする大事な時間。

あまかす・りりこ●都市に生きる男女の心理を巧みに描いた小説や鎌倉暮しの魅力を綴ったエッセイなど著書多数。暮しや食と鎌倉ライフを綴ったエッセイ『鎌倉の家』(河出書房新社)、『鎌倉だから、おいしい。』(集英社)。


朝・夜オールインワンゲル「朝空」「夜露」

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