Slowage世代が知っておきたい 紫外線と美白の知識辞典

紫外線に負けない美肌を保つには、
正しい知識が必要です。
肌と美容のスペシャリストである
船坂陽子さんと岡部美代治さんが、
紫外線にまつわる基礎知識から、
知っておくともっときれいになれる
最新美容情報まで幅広く解説します。

船坂陽子さん

〝数多くのシミ治療に
携わってきた美容皮膚科
専門医
の立場からお教えします。〟

船坂陽子さん/皮膚科医

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岡部美代治さん

〝コスメ業界は日進月歩。
紫外線対策や
美白ケア情報も
更新が必要です。〟

岡部美代治さん
/ビューティサイエンティスト

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船坂陽子さん

ふなさか・ようこ●池袋西口病院美容皮膚科部長、日本医科大学名誉教授。シミに効くハイドロキノンや、ケミカルピーリングを全国に先駆けていち早く導入した美容皮膚科のパイオニア。日本レーザー医学会理事。

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岡部美代治さん

おかべ・みよじ●大手化粧品会社で開発に携わり、多くのヒット商品を生む。独立後は美容コンサルタントとして、化粧品研究で培った経験をもとにスキンケアを中心とした美容全般の情報を発信。セミナーや講演も行っている。

KEYWORD 01

シミ

紫外線によって生成&悪化。KEY WORD01  シミ

ミをつくる最も大きな原因は紫外線です。紫外線を浴びると、ダメージから肌を守るために肌の基底層にあるメラノサイトでメラニンがつくられます。通常メラニンはターンオーバーと呼ばれる肌の代謝によって、古い角質とともに排出。しかし加齢などでターンオーバーが乱れると、排出が追いつかず蓄積されてシミになります。(船坂)

シミになる過程 イメージ図

紫外線を浴びたケラチノサイトがメラニンをつくるよう指示を出すと、メラノサイトが活性化。チロシナーゼなどの酵素の働きによって、黒い色素メラニンが生成される。

肝斑 そばかす 老人性色素斑 肝斑 そばかす 老人性色素斑

肝斑かんぱん

頬や鼻、額などに左右対称に現れる薄茶色のもやもやとしたシミ。紫外線だけでなく女性ホルモンとの関わりでも発症するといわれ、妊娠・出産を契機に30代前後から目立ちやすくなるほか、40代半ばから50代の更年期にもできやすい。

有効なケア

トラネキサム酸の飲み薬と美白外用剤(塗り薬)の併用に加えて、日々の紫外線対策や摩擦による刺激を抑えることで、薄い状態を保てる。

老人性色素斑

顔や腕などにできる紫外線によるシミの代表格。“老人”とあるものの、20代後半から目立ち始めることも。5mm~1cmほどの大きさで丸い形、濃い褐色をしているのが特徴。年齢を重ねるにつれて次第に濃くはっきりと現れる。

有効なケア

日焼け止めによる日々の紫外線対策や、美白コスメを使ったスキンケア。ケミカルピーリングやレーザー治療といった美容医療施術も有効。

そばかす

「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれるシミの一種で、細かなシミが鼻の上から頬にかけて点々と現れるのが特徴。遺伝によることが多く、幼少期から発症する場合も多い。ただし紫外線を浴びると悪化するため、夏場や年齢を重ねてから目立ち始めることも。

有効なケア

美白コスメで解決するのは難しいが、悪化させないためには紫外線対策が必須。レーザーや光治療などの美容医療施術が効果を発揮することも。

KEYWORD 02

メラニン

悪者にあらず。肌を守る日傘の役割。 KEY WORD02 メラニン

ラニンは表皮の一番下の基底層にあるメラノサイトでつくられる色素。シミの原因になる嫌なヤツと疎まれがちですが、実は紫外線の侵入から肌を守る日傘のような役割を果たしています。紫外線に当たると肌が黒くなるのは、肌を守るための防御反応というわけ。シミになってしまうのは、過剰に紫外線を浴びてターンオーバーが追いつかなくなったり、加齢で乱れてしまうことが原因です。(岡部)

【メラニンの生成】

メラニンの生成 イメージ図 メラニンの生成 イメージ図

メラニンの材料はメラノサイトの中にあるアミノ酸の一種「チロシン」。チロシナーゼという酵素によってチロシンが酸化され、反応を重ねることでメラニンへ。

ストレスでも
メラニンは増える!?

紫外線に加え、日常生活で生じるストレスは体内で活性酸素を生み出します。さまざまな物質に酸化ダメージを引き起こし、乾燥やシミ、シワなどの原因に。酸化が進むとメラニンの生成も活発になる。

KEYWORD 03

くすみ

年齢を重ねると透明感が減少 KEY WORD 03 くすみ

すみは顔全体が暗く見えることをいいます。肌の色は血液の色とメラニンの量で決まるため、血液の巡りが悪いと酸素不足になって血色感が失われ、血液の色と茶〜黄色のメラニンが重なって、くすんで見えてしまうことがあります。また紫外線によってメラニンが過剰に分泌されている場合も茶色くくすみがちです。糖化にも注意してください。糖化によって生成される褐色のAGEs(終末糖化産物)が体内に蓄まると、黄ぐすみを引き起こします。糖化は年齢を重ねるにつれて起こりやすく、紫外線ダメージによっても加速されます。(岡部)

【黄ぐすみを招く糖化】

黄ぐすみを招く糖化 イメージ図

糖化とは、甘いものやごはんから摂取して体内に蓄積した糖がタンパク質やケラチンと結合し、体温で熱せられて褐色のAGEsに変異すること。紫外線は糖化を促進させる要因の一つ。AGEsが蓄積すると肌に黄ぐすみが起こるほか、シワやたるみも進行する。

KEYWORD 04

日焼け止め

紫外線対策の基本中の基本。KEY WORD04 日焼け止め

外線から肌を守る日焼け止めは、シミ予防はもちろん、シワやたるみなどの光老化を防ぐためにも欠かせません。紫外線防止剤には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。少し前までは、紫外線散乱剤は白くなりやすいといわれていましたが、技術の進歩で近年は仕上がりが向上。白浮きしにくいものが増えています。そのほかにも、保湿や美白ケアなど日中スキンケアとしての機能を兼ねたものも登場。選ぶ際はSPF・PA(下記参照)値を参考にしながら、使い心地がいいと思うものを選ぶこと。夏だけでなく1年を通して使いましょう。(岡部)

【紫外線防止剤のメカニズム】

紫外線吸収剤 紫外線を吸収する

紫外線を吸収し熱や赤外線などの弱いエネルギーに変化させ放出させる仕組み。無色透明。肌が弱い人ではトラブルが起きることも。

紫外線散乱剤 紫外線を散乱・反射させる

微粒子の白色無機粉末を肌にのせ、物理的に紫外線を反射・屈折させる仕組み。ノンケミカルともいわれる。

代表的な化合物表

紫外線吸収剤

  • メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルへキシル)
  • ジメチルPABAオクチル(あるいはジメチルPABAエチルへキシル)
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

など

紫外線散乱剤

  • 酸化亜鉛
  • 酸化チタン

など

KEYWORD 05

SPF・PA

紫外線防御力の2つの指標。 KEY WORD05 SPF・PA

たちの体に影響を及ぼす紫外線は、波長が異なるA波とB波の2種類。A波はメラニンを即時的につくり、肌の色を濃くします。真皮まで届いてしまうため、毎日ダメージを受け続けると将来のシワやたるみの原因に。対して、B波は表皮にダメージを与え、赤くヒリヒリとした炎症を引き起こします。日焼け止めに表記されている「PA」はA波への防御力、「SPF」はB波への防御力を示します。「PA」は4段階で+の数が多いほど効果が高くなります。「SPF」は国内では50が最大数値ですが、より効果の高いものは一律「SPF50+」と表示されます。(岡部)

【春から初夏は紫外線対策が必須】

紫外線量は4月~9月にかけて最も多くなります。
特に10時~14時は紫外線対策の徹底を。

4月~9月の紫外線量 年間の約70%80%

UV-B紫外線量グラフ

夏は4時間で 1日の約70%の紫外線量

紫外線が強い季節と時間帯グラフ

tenki.jp「紫外線が強い季節と時間帯」をもとにカタログハウスが作成

KEYWORD 06

美白有効成分

シミ・そばかすを防ぐ効果を国が承認。 KEY WORD06 美白有効成分

白有効成分は、〝メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ〞効果を厚生労働省が認めたもので、化粧品では「医薬部外品」に当ります。現在は20種類以上の美白有効成分が厚生労働省の認可を受けています。その中でも知っておきたいエース級の成分が、ビタミンC誘導体やアルブチンなど6つ。処方上すべての成分が1つのアイテムに配合されることはありません。スロワージュ世代は、年齢肌に欠かせない保湿ケアやエイジングケアに加えて、いずれかの美白有効成分が配合されている美白コスメを選ぶのがいいですね。(岡部)

美白有効成分の働きイメージ図

美白有効成分の働きは主に4つといわれている。①メラニン生成の指令を止めるもの、②メラニン色素をつくらせないもの、③メラニンの受け渡しを抑えるもの、④メラニンの排出や分解を促すもの。肌やシミ・くすみの状態に合わせて選ぶとよい。

【エース級の美白有効成分6種】

ビタミンC誘導体

ビタミンCの安定性を高め、化粧品での効果を発揮しやすくしたもの。肌内部で分解されてビタミンCになる。メラニンの生成を阻害して、シミ・そばかすを防いで、できてしまったシミにも働きかける。ビタミンC誘導体にはさまざまな種類があり、主に化粧水に使われる水溶性のビタミンC・2-グルコシドや、オイルやクリームに使われるテトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEXなどがある。

ジャガイモ トウモロコシ

ビタミンC誘導体には天然由来と合成があり、ビタミンC・2-グルコシドはジャガイモなど、テトラ2‐ヘキシルデカン酸アスコルビルEXはトウモロコシなどが原料。

ナイアシンアミド

ビタミンB群の一種で、美白とシワのケアを同時に叶える成分として話題に。メラニンの生成を抑えてシミを防ぎ、コラーゲンの生成を促進してシワをケアする。

トラネキサム酸

人工的につくられたアミノ酸の一つ。肌荒れ改善の有効成分として承認されたのち、美白有効成分としても追加で承認された。メラノサイトを活性化させる因子を抑制し、シミ・そばかすを防ぐ。

アルブチン

チロシナーゼに作用して、メラニンの生成を抑制し、シミを防ぎ、美白肌の維持に効果的。比較的刺激が少なく、安全性が高いのが特徴。美白有効成分に承認されているのはβ-アルブチン。

プラセンタエキス

豚や馬などの哺乳類の胎盤から抽出される成分。チロシナーゼの活性を阻害してシミができるのを防ぐとともに、メラニンの排出や分解も促す。

コウジ酸

米麹から発見された天然由来の美肌成分。チロシナーゼの活性化を妨げてシミ・そばかす・くすみを抑制。抗糖化作用による黄ぐすみ対策にも役立つ。

KEYWORD 07

美白コスメ

継続使用でより効果を発揮する。 KEYWORD 07 美白コスメ

粧水やクリーム、オイルなど、美白有効成分が入った美白コスメは数多くあります。効果を十分に発揮させるには、日焼け止めと同じく1年を通して使うことが大切です。必ずしもすべてのアイテムに美白有効成分が含まれている必要はなく、ベタつきがちな夏は美白化粧水とクリーム、乾燥が気になる冬は保湿力の高い化粧水やクリームに美白オイルなど、肌の状態によって組み合わせを変えるといいでしょう。もしくは、朝は保湿と紫外線対策を兼ねた美白コスメ、夜はターンオーバーを促す機能を持つ美白コスメと、時間帯で使い分けるのもおすすめです。(岡部)

美白コスメを使用する女性イラスト

美白効果を十分に
発揮させるには。

美白コスメを使っても手ごたえがない……。それは、肌が乾燥しているせいかもしれません。乾燥した肌では、せっかくの美白有効成分も浸透しにくい状態に。バリア機能も低下するため、シミができやすく消えにくいという悪循環が生まれてしまいます。美白ケアと合わせて、十分な保湿を心掛けましょう。

KEYWORD 08

ほくろ

実は紫外線の影響を受けやすい。 KEYWORD 08 ほくろ

「ほくろ」と「シミ」は全く別のもの。ただし、ほくろも紫外線を浴びることで誘発されるといわれます。紫外線を浴びるとメラノサイトがメラニンを作り出しますが、その過程で何らかの刺激を受けると「母斑(ぼはん)細胞」と呼ばれるほくろの細胞に変異。この細胞が増殖して集まってできたものがほくろです。母斑細胞はメラニン色素を持つため、黒や茶色っぽくなります。大きさは大小さまざまで、少し膨らんでいることもあります。紫外線のほかに遺伝や体質によってできやすい人も。ちなみにほくろががんに変異することはほとんどありません。(船坂)

これはほくろ?それとも……。

【脂漏性角化症】

シミがイボ状に盛り上がったもので、老人性イボとも呼ばれる。年齢とともにできやすくなり、特に40代以降に多く現れる。

【皮膚線維腫】

5mm~1cmくらいの茶褐色や黒色の小さなこぶ状のできもの。真皮にコラーゲンとタンパク質がたまってできる。触れると少し硬い。

【赤ほくろ(老人性血管腫)】

毛細血管が増殖してできる鮮赤色の良性のできもの。大きさは1~5mm 程度で、体のどこにでもできるが、顔や胸にできやすい。加齢に伴い増加する。

【メラノーマ(悪性黒色腫)】

一般的には「ほくろのがん」とも呼ばれるが、ほくろからがんに変異することはまれ。輪郭がギザギザしている、左右非対称などが特徴とされる。

KEYWORD 09

遺伝子ダメージ

紫外線は遺伝子まで傷つける。 KEYWORD 09 遺伝子ダメージ 紫外線は遺伝子まで傷つける。 KEYWORD 09 遺伝子ダメージ

外線を浴びると、肌細胞の遺伝子に傷がつきます。通常この傷は自然に修復されますが、大量に紫外線を浴びると修復が追いつかなくなって傷が残ってしまいます。すると肌細胞が異常を起こし、メラニンを大量に生成してしまうのです。若いころに紫外線をたくさん浴びたという人は、傷ついた遺伝子が蓄積し、そのダメージが記憶され続けているため、年齢を重ねてからシミが多く現れます。一度消えてもまた現れる〝戻りシミ〞も、この傷ついた遺伝子の仕業。シワやたるみなどの老化も促進します。ただし諦めずに美白コスメを使ったり紫外線対策を徹底していれば、悪化を防ぐことはできます。(船坂)

紫外線によって遺伝子が繰り返し傷つけられるイメージ図

紫外線によって遺伝子が繰り返し傷つけられると、細胞を修復する過程で突然変異を起こしてがんになることも。

KEYWORD 10

慢性炎症

気づかない炎症に注意。 KEYWORD 10 慢性炎症

の内部で起こる慢性炎症は、紫外線や外部の刺激を受けて起こる自覚症状のない炎症です。痛みや腫れなどはないため、気づかぬうちに進行します。特にシミ部分は慢性炎症が起こりがちです。メラニンが発生しやすいので、スキンケアをしても消えない〝居座りシミ〞ができてしまうことも。さらにはハリや弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンにもダメージを与えるため、シワも増加します。慢性炎症には、消炎作用がある薬用有効成分のグリチルリチン酸などが力を発揮します。また肌が乾燥していると、バリア機能が低下して慢性炎症が起こりやすくなるため、紫外線対策に加えて十分な保湿も心掛けてください。(岡部)

【〝居座りシミ〞のメカニズム】

居座りシミのメカニズムイメージ図

慢性的に炎症が起こっている肌細胞が紫外線を浴びると、メラニン活性因子のエンドセリンなどの刺激によってメラニンの合成が繰り返される。

KEYWORD 11

インナーケア

うっかり日焼け対策に。 KEYWORD 11 インナーケア

酸化作用のあるサプリメントや点滴などで、内側から紫外線ダメージをケアする手段もあります。とはいえ、それだけに頼るのはダメ。必ず日焼け止めを併用しましょう。インナーケアは塗り忘れたところなどのうっかり日焼けを防ぐサポート的な役割と心得て。(岡部)

白玉点滴イメージ図

ビタミンCやリコピンなどを配合したサプリメント、クリニックで行うグルタチオンが主成分の「白玉点滴」などがある。

KEYWORD 12

イオン導入

美容成分を深くまで浸透。 KEYWORD 12 イオン導入

リア機能が肌にはあるため、化粧品は単純に塗布しても浸透しにくいのが難点。美容成分をより深く浸透させたいときに使うのがイオン導入です。皮膚に微弱な電流を起こして、ビタミンC誘導体などの美容成分を皮膚の深層まで届けます。肝斑や色素沈着などの治療に有効です。(船坂)

マイナスの微弱な電気

微弱な電流によって成分をイオン化 イメージ図

微弱な電流によって成分をイオン化。一時的に肌のバリア機能を超えて美容成分を深層まで届ける。

KEYWORD 13

ケミカルピーリング

ターンオーバーを促進。 KEYWORD 13 ケミカルピーリング ターンオーバーを促進。 KEYWORD 13 ケミカルピーリング

表面に薬剤を塗布し古い角質を除去して、表皮のターンオーバーを促すのがケミカルピーリングです。シミの中でも老人性色素斑に悩んでいる人はターンオーバーが遅れがち。かさぶたができない程度の浅い層に作用させるピーリングで、薄いシミであれば取れる場合もあります。(船坂)

①ピーリング剤を使ってシミができている皮膚表面の角質を溶かす。

①ピーリング剤を使ってシミができている皮膚表面の角質を溶かす。

②皮膚が再生する創傷治癒の過程を応用して、皮膚の再生を促す。

②皮膚が再生する創傷治癒の過程を応用して、皮膚の再生を促す。

KEYWORD 14

レーザー治療

居座るシミをリセット。 KEYWORD 14 レーザー治療

ミ、そばかすなどはレーザーでメラニンを持つ細胞を壊せば取り除けます。最近人気なのが出力の弱いレーザーを照射するレーザートーニング。1〜2ヵ月に1回など定期的に行うことでシミが改善します。ただし個人差が大きいため、まずは信頼できるクリニックに相談を。(船坂)

レーザー治療を行う女性イラスト