復活!ナンシー関の記憶スケッチアカデミー

S・K(71歳・無職)

リボンを結んでおきながらその先におさげがないという不思議はあるものの、これがペコちゃんでないと誰が言えるでしょう。確かにペコちゃんでありながら、どこにもないS・Kオリジナル。素晴らしいです。

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39。

Y・S(31歳・会社員)

手前の箱に描かれている女のコの方がペコちゃんに見えるのですが、あえてそれを捨ててこの謎のキャラクターでの挑戦。きっとこの挑戦はY・Sさんの未来につながるのでしょう。でも、誰?

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39。

N・Y(13歳・中学1年生)

世の中は紙の上に描いた絵のようにキレイでカワイイものだけじゃありません。現実リアルとは厳しく怖いものです。N・Y君はこの若さでそんな現実を知っている男です。特に耳が怖いっす。

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39。

T・J(62歳・無職)

ひとつひとつは惜しいのだけれど全体的には全然ペコちゃんじゃありません。1本1本の線は遠慮がちなのに、全体像が大胆なのも特徴です。

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39。

S・T(56歳・主婦)

今回は他のキャラクターと混同している作品は少なかったのですが、その中で、これはサザエさんが混じっています。いや林家三平かもしれません。

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ナンシー関

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N・T(71歳・無職)

外人ですね。71歳の方の作品とは思えないバタ臭さ。たとえば「ミスタードーナツ」の箱に描かれていても何の違和感もないほど堂に入っています。

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ナンシー関

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K・N(54歳・会社員)

みんなの前ではいつもおちゃめなペコちゃんですが、彼女だって色んな面を持っています。これは悪だくみをしているペコちゃんです。

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S・Y(62歳)

決してペコちゃんではないわけですが、別キャラクターとしての完成度は高いです。モダンな感じで、昭和初期の舶来もんのマークみたい。

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ナンシー関

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M・M(50歳)

シンプルな物ほど美しいというのも真実ですが、あんまりシンプルすぎて心霊写真の霊みたいです。よく「ココに霊が」とペンで描き足されたやつに似てます。

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ナンシー関

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T・K(17歳・無職)

つぶらな瞳にちょっと上向きの鼻、ペロリと出した舌にかわいらしい衣装と、かわいくない所がないにもかかわらず不気味です。がきデカが入ってます。

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M・N(4歳・無職)/ S・K(37歳・会社社長)

この2人は幼稚園で同じ組のおともだちではありません。片やM・Nちゃん4歳、片やS・Kくん37歳。何だというのでしょう。そのうえS・Kくん社長です。親子ほどの年齢差がこの絵のどこに見つけられるでしょう。人間万歳!!

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ナンシー関

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O・Y(41歳・会社員)

これは大空真弓です。そっくりです。「週刊朝日」の山藤章二の似顔絵塾に出したら入選するかもしれません。ペコちゃんじゃないことに関してはもはや言うまでもありませんが。

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K・S(48歳)

口元は笹カマボコをくわえているのではなくベロを出しているのですね。非常にペコちゃん度の低い作品です。

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消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39。

U・T(8歳)

なんかカッコいいですね。ひじょうにパンクなペコちゃんです。足元などユニオンジャック柄のロンドンブーツにも見えます。右手は中指立てているのかと思ったらパラソルチョコでした。

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39。

S・T(71歳・主婦)

わかりません。普通、わからないというのは人を不安にさせるものですが、この作品、見れば見るほどなごみます。それにしてもわからん。グーチャンて……。

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今回のお題「ペコちゃん」の総評

歴史のあるキャラクターです。お馴染み度の高さのせいでしょうか、平均点前後の作品がほとんどを占めました。その中から目立った作品を選んでいくと、どうしても60歳以上の熟年作品が多くなりました。どんなテーマを出されてもコンスタントにアベレージを出す、さすがはベテランという感じです。偶然ですが、71歳の方の作品が3点採用されています。熟年の中でも、やはり70歳以上はまた一段と爆発力に磨きがかかってくるようです。この3作品ともかなり強烈。恐るべき老人たち、というのはこの「記憶スケッチ」の永遠のテーマでしょう。

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ナンシー関

消しゴム版画家、コラムニスト。1962年、青森市生まれ。84年、消しゴム版画家としてデビュー。コラム執筆でも才能を発揮し、雑誌連載や著書も多数。02年6月12日逝去。享年39歳。