継続は、
美なり
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頭皮マッサージ&洗髪
髪を若返らせる
近道は頭皮ケアにあり
毛髪診断士が伝授、
大人髪の育て方。
いくつになっても髪は女の命。正しい頭皮ケアを
身につければ、髪はまだまだ元気になります。
血流を良くする頭皮マッサージと、汚れを取り去る
正しい洗髪法を覚えて、健やかな髪を目指しましょう!
血流アップが健やかな頭皮への第一歩。
薄毛やパサつき、ボリューム不足といった髪悩みを年齢のせいだからと諦めている方が多いようですが、まず健やかな髪を育む土台である頭皮のケアを見直してみましょう。頭部の筋肉は自ら動くことができにくいため、どうしても凝り固まってしまい、血流が悪くなります。そうすると、髪に必要な栄養も行き渡らなくなり、大人の髪痩せの原因に。頭皮の凝りをほぐすには、頭皮マッサージが有効です。頭皮マッサージは、肩凝りをほぐすのと同じで頭皮をやわらかくして、リラックス効果も期待できます。
下で紹介する頭皮マッサージに挑戦してみてください。日によってマッサージする場所を変えるなど、同じ場所ばかりに偏らないように心がけながら、毎日無理なく続けていくことが大切です。
[スロワージュ読者アンケート]
頭皮や髪の悩みを教えてください。(複数回答可)
(1761名回答。2023年7月実施)
あなたの頭皮は健康ですか?
健やかではない頭皮
血行不良などによって、赤みを引き起こしている状態。栄養が行き届いていない場合も。
健やかな頭皮
血行がよく、栄養がきちんと行き渡っている健やかな頭皮状態。触ると柔らかい。
Check!!
ひとつでも当てはまる方は要注意。
頭皮や髪が健やかな状態ではない可能性があります。
頭皮&髪ケアの大事なポイント
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1
血行促進のための頭皮マッサージ
普段動かすことがない頭皮全体を持ち上げるイメージでマッサージしていきます。特に後頭部や側頭部を意識してマッサージすると、頭皮全体の血流もアップします。できる範囲で毎日続けてみましょう。
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2
汚れをきちんと落とす正しい洗髪
年齢を重ねると毛穴周りの皮膚が硬くなり、皮脂や汚れの排出ができず、溜まりやすい状態になります。健やかな髪を育むためにも、頭皮をすっきり洗うことを意識した洗髪で、毛穴に詰まった皮脂や汚れまでしっかりとオフすることを心がけましょう。
血行促進のための
頭皮マッサージ
Scalp massage
“ゆるめる”、“ほぐす”の誰でも簡単にできる頭皮マッサージで凝り固まった頭皮をしっかりとほぐしていきましょう。
ポイント
頭皮マッサージで使うのは指の腹。指先に意識を向けます。爪を立てると頭皮を傷つけてしまうので、気をつけましょう。
ゆるめる!
ゆっくりと指をすべらせながら、凝り固まった頭全体の筋肉をゆるめるように、マッサージしていきましょう。
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1
巡りの悪い頭頂部の筋肉をゆるめる。
5本の指の腹を、耳周りを取り囲むように当てて、頭頂部に向かってゆっくりと持ち上げます。頭皮がしっかり動いているのを確認しながら、5回繰り返しましょう。
-
2
側頭部から後頭部をゆるめる。
側頭部から後頭部に5回、首から頭頂部に向かって5回、指をすべらせます。筋肉のこわばりをほぐしながら、頭皮全体を巡らせるようなイメージで行いましょう。
ほぐす!
指の腹を使って頭皮をしっかりと掴みながら、頭全体の筋肉を揉みほぐすようにマッサージしていきましょう。
-
1
固まりやすい頭頂部を揉み込みほぐす。
小指が額の生え際にくるように構えたら、5本の指の腹で頭皮をグッとつかみ、円を描くようにくるくると指を動かします。爪を立てないように気をつけましょう。
-
2
頭の3ブロックを意識してほぐす。
1と同様に指で円を描きながら、側頭部から後頭部に向かって手をずらします。こめかみ、鉢部(横にでっぱっている部分)、後頭部の3ブロックを意識しながらほぐしましょう。
Column
日中できるリラックスマッサージ
仕事や家事の合間など、疲れを感じたときにも、頭皮マッサージは効果的です。肩を揉みほぐすように、リラックスしながら頭皮の凝りをほぐしましょう。
-
指を組み、両手の手のひらの付け根部分で頭をはさみます。筋肉を持ち上げるようなイメージで寄せあげ、5秒経ったら離します。頭頂部は血流がもっとも鈍くなる部分。押すだけでリフレッシュ!
-
頭がずっしり重いときなどは、風池(ふうち)や天柱(てんちゅう)といった頸部にあるツボをプッシュ。息をはきながらグーッとゆっくり押します。3回繰り返してみましょう。眼の疲れにも効果的。
Q&A
今さら聞けない
頭皮マッサージについて
Q
マッサージを手でやるのが面倒なときは?
A
「疲れているときや億劫に感じたときは、先端が丸くなっている頭皮専用のブラシを使うのがおすすめです。エラストマータイプなどであれば、濡れた髪にも使えるので、シャンプーのついでにマッサージを行うこともできます。手を上げるのが辛いときは、頭を傾けるなど、楽な姿勢でマッサージを」(田野口さん)
Q
歳をとるほど頭皮は硬くなるの?
A
「頭皮の筋肉は自ら動きにくいと冒頭で説明しましたが、年齢を重ねると頭皮は薄く硬くなり、より動きにくくなります。意図的に動かしてあげないと血行が滞り、常に頭皮が凝っている状態になってしまうので、シニア世代こそ頭皮をしっかりほぐしてあげることが重要です」(田野口さん)
「洗い方を変えるだけで髪は変わります」(田野口さん)
洗髪というと、「シャンプーを変えたけれど悩みが改善しない」「種類がありすぎてどれを選べばいいのかわからない」と、選び方に注力しがちです。でも実は、健やかな髪を育むためにはシャンプーの選び方と同じくらい洗い方が重要となります。
シャンプーの際は、髪を洗うのではなく〝頭皮を洗う〞とまず覚えましょう。髪をゴシゴシと洗っただけでは、頭皮に溜まった皮脂や毛穴詰まりを落とすことができません。特に年齢を重ねると頭皮が固くなるため、余分な皮脂が排出されず溜まりやすくなり、フケやかゆみの原因にもなります。
皮脂や汚れをオフするには、毛穴から汚れを揉み出すように頭皮をしっかりと洗うことが大切です。また、ゴシゴシと髪を擦り合わせてしまうと、ヘアカラーの色持ちが悪くなったり、髪を傷めてしまうことにもつながります。
下でご紹介するステップは、髪に摩擦を与えないことを考慮しているので、特に髪を染めている大人髪にトライしていただきたい洗髪法です。
シャンプー選びとしては、薄毛、ボリューム不足、白髪と、ご自身のお悩みの中で、何をいちばんにケアしたいのかを考えて選ぶのがおすすめです。
[スロワージュ読者アンケート]
洗髪での悩みを教えててください。(複数回答可)
(1761名回答。2023年7月実施)
あなたの頭皮、汚れていませんか?
汚れが溜まった頭皮
毛穴周りに汚れや皮脂、角栓が詰まった状態。健やかな髪が生えにくくなってしまう。
清潔な頭皮
毛穴の汚れや皮脂詰まりがなく、すっきりとした状態。頭皮に透明感やツヤがある。
News
睡眠が少ない人ほど、
頭皮の皮脂量が多い!
30代後半~50代前半の女性を対象に、睡眠時間と頭皮の皮脂(油分)量を調査。睡眠時間が短いほど量が多いという結果に。年齢を重ねると固まった皮脂が溜まる傾向にあるので、睡眠時間を確保することも頭皮の余分な皮脂を抑える予防になります。また頭皮前方は油分量が高い傾向。より丁寧な洗髪が必須です。
Q&A
今さら聞けない洗髪について
Q
シャンプーは毎日する方がいいの?
A
「汗をかかない時期など、毎日シャンプーするのが面倒と思っている方も多いようですが、実感はなくても日々汚れは溜まっています。肌には自ら潤う力がありますが、埃など汚れを落とす力はありません。健康な頭皮を維持するためにも毎日シャンプーするのがおすすめです」(田野口さん)
Q
シリコーン入りシャンプーとノンシリコーンシャンプーの違いは?
A
「シリコーン入りシャンプーは髪1本1本をコーティングし、まとまりのある仕上がりに。一方ノンシリコーンシャンプーは洗い上がりの感触が軽く、髪や頭皮を素に近い状態に導きます。重ための仕上がりが良い場合はシリコーン入り、ふんわりと軽めが良い場合はノンシリコーンがおすすめです」(田野口さん)
汚れをきちんと落とす
正しい洗髪
Shampoo
髪を洗うのではなく“頭皮を洗う”ことを意識して、摩擦レスの洗髪と乾かし方を見直してみましょう。
落とす!
まずは髪と頭皮の表面にある汚れや皮脂を浮かせてからシャンプーするのがポイントです。シャンプー前にブラッシングと丁寧な予洗いの2ステップも加えて、汚れを落としていきましょう。
-
1
ブラッシングで表面の汚れを浮かす。
頭皮マッサージ専用のブラシなどを使って、髪全体をとかしながら、髪や頭皮の皮脂や汚れを浮かせていきます。濡れた状態だと櫛どおりが悪くなり、髪を傷めてしまうので、必ず乾いた状態で行います。
-
2
予洗いで汚れをしっかり落とす。
ブラッシングで浮いた皮脂や汚れをお湯でしっかりと落としていきます。ただ濡らすのではなく、シャンプーをすすぐようなイメージで、お湯で十分に濡らして頭皮や髪の汚れを流していきましょう。
洗う!
頭皮の皮脂や毛穴汚れをすっきりと洗い上げるには、洗顔と同じように、モコモコの泡で洗うのがポイント。頭皮をマッサージするように、やさしく丁寧に洗っていきましょう。
-
1
手の中でモコモコ泡をつくる。
髪の上で直接シャンプーを泡立てると摩擦を引き起こす一因に。髪の長さに合わせて適量のシャンプーを取ったら、泡立てネットなどを使い、モコモコの泡をつくりましょう。
-
2
モコモコ泡を頭全体にのせていく。
1でつくった泡を、顔周り、鉢部、後頭部、首筋など頭全体にのせていきます。このとき髪の表面ではなく、頭皮や髪の根元につけることを意識します。
-
3
頭皮を指の腹でしっかり洗う。
髪の中に指を入れて、頭皮をマッサージするイメージで毛穴の汚れを揉み出すように洗っていきます。爪を立てると頭皮を傷つけてしまうので、指の腹を使ってやさしく洗って。
-
4
残った泡で毛先を梳かすように洗う。
髪に手ぐしを通すように、残った泡を髪全体に滑らせながら、毛先を洗っていきます。髪をゴシゴシと擦ったりはせず、泡を髪に通すだけでも汚れはきちんと落ちます。
乾かす!
髪や頭皮が濡れたままだと、菌が増え、臭いやフケの元になりかねません。髪の根元を乾かした後、髪の手触りがふわっと軽く変わるまで、しっかりと乾かしましょう。
-
1
叩くようにやさしくタオルドライ。
タオルの上から手の平で髪を挟み、水気をしっかりと切るようにポンポンと叩いていきます。ゴシゴシすると髪の傷みや色落ちの原因にもなるのでやさしく丁寧に。
-
2
髪の根元から、乾かす。
髪の根元に風を当てながら、乾かしていきます。ドライヤーを近づけすぎないように気をつけましょう。仕上げに冷風を当てると艶やかにまとまります。