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歪みやコリのない体をつくる『背骨メソッド』を3つご紹介します。

先生のイメージ

教えてくれる人

戸城紀子さん

ピラティストレーナー

プロフィール

戸城紀子さん

とじょうのりこ・ピラティストレーナー。バルセロナ在住。ボールを使って骨格を整え、ピラティスで筋肉強化と姿勢改善を行う独自メソッドが話題となり、瞬く間に予約の取れない人気インストラクターに。YouTube (@NOBIbyNORIKO)でエクササイズを配信中。

体の不調は「歪み」が原因

腰痛や肩コリ、尿漏れといった大人世代の不調は、悪い姿勢や偏った動作からくる体の歪みが大きな原因です。
歪んだ骨を本来あるべき位置に戻し、周りの筋肉を正しく使えるようにしていくのが大人ピラティスです。姿勢改善はもちろん、柔軟性向上や体力維持、転倒リスクの軽減も期待できます。また、脳と背骨をつなぐラインの巡りが良くなると、そこにつながる自律神経の働きも良くなるため、イライラや不安の解消にも繋がります。
3つのうちやりやすいピラティスから始めてOK。よりアクティブに動ける体を目指しましょう。

背骨のピラティス❶

立ったままスパインツイスト

立ったまま、上半身を動かすだけでカチコチの背中をしなやかにほぐせるエクササイズです。体の中心を軸に“ひねり”を加えることで背骨がほぐれ、自律神経の乱れもリセット。日常動作がスムーズになるのはもちろん、「やる気が出ない」「イライラする」といった不調も整います。

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1.足を腰幅に開きニュートラルな姿勢で立つ。腕は肩の高さに上げ、力を抜いて前にすっと伸ばす。

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2.息を吐きながら上半身を後ろにひねり、吸いながら戻る。反対側も同様に。①〜②の動きを10回程度繰り返す。

背骨のピラティス❷

キャットアンドカウ

猫のように背中を丸め、牛のように背中を反らす、背骨の柔軟性を向上させるトレーニング。背骨を構成する24個の小さな骨を一つひとつ動かすように意識することで、背骨の詰まり感がほぐれ、自律神経も整いやすくなります。

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1.四つ這いになって手をつき、頭・背中上部・お尻の3点は一直線に。ゆったりとした呼吸を意識。

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2.息を吐きながら、背骨を一つずつ動かすようなイメージで尾骨から背中を丸めていく。腰椎の伸びを感じましょう。

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3.尾骨をしっかり巻き込んだら、背骨から胸椎、首を丸めていく。目線はお腹に。骨盤はさらにお腹側に丸める。

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4.息を吸い、首を丸めたまま骨盤から反らせていく。巻き込んだ尾骨を上に向けるようなイメージで行う。

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5.骨盤、胸椎、首と徐々に反らし胸を開く。首の後ろがつぶれないように注意。①〜⑤の動きを10回繰り返す。

背骨のピラティス❸

マイナスゼロからの背筋トレ

骨盤から頭まですっと伸びたニュートラルな姿勢を意識するだけでも立派な背筋トレーニングに。背筋が強くなると肩周りの土台と関節内のスペースが本来の位置に戻しやすくなるため、肩こり改善に繋がります。猫背になりがちの人は、このトレーニングからスタートしてください。

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1.まずは左右の坐骨を椅子につけ骨盤を立てて座る。足の裏は浮かないようにぴったりとつけて。

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2.息を吸い、背中上部〜頭も立てていく。この姿勢をゆるめて①〜②の動きを10回程度繰り返す。

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