着替えも準備もいりません。“足腰しっかり太極拳”はじめませんか。おしえる人 楊名時太極拳師範 楊玲奈さん

“養生”を重視する太極拳は、体力や年齢を問わずに取り組める健康法として広く親しまれています。特徴は2つ。〈ゆっくりとした動き〉と〈深い呼吸〉です。
 今回は「100歳までしっかり歩く」ことをテーマに、お家でも1畳程度のスペースで行なえる動きを精選しました。〈ゆっくりとした動き〉と〈深い呼吸〉に意識を向けるだけで、きっと体が応答するのを感じるはずです。

楊玲奈(よう・れいな)さん/楊名時太極拳師範。日本に太極拳を広めた祖父・楊名時氏のもと幼少より太極拳に親しみ、指導者に。教室やメディアを通じて精力的に活動中。

太極拳の基本①

立禅(リツゼン)

太極拳の最初と最後に行ない、気持ちが落ち着くまで繰り返します。

太極拳の基本②

甩手(スワイショウ)

心身がリラックスして自律神経が整い、血行促進や安眠効果が得られます。

“足腰しっかり太極拳”1

第二段錦

丈夫な足腰に導き、深い呼吸を促す。

“足腰しっかり太極拳”1

第八段錦

健康な骨の維持に。血行促進にも効果的。

“足腰しっかり太極拳”2

単鞭(ダンビエン)

確かな重心移動で、調和のとれた動きを。
(こちらの動画では鏡に映った正面の動きのほか、自分と同じ背面からの動きがわかります。)

“足腰しっかり太極拳”2

高探馬(ガオタンマー)

ぶれない片足立ちで、体の中心を意識する。
(こちらの動画では鏡に映った正面の動きのほか、自分と同じ背面からの動きがわかります。)

“足腰しっかり太極拳”3

左右穿梭(ズオヨウチュアンスオ)

安定した姿勢を意識して、バランス感覚を養う。
(こちらの動画では鏡に映った正面の動きのほか、自分と同じ背面からの動きがわかります。)

“足腰しっかり太極拳”3

海底針(ハイデイジェン)

動きを伴う片足立ちで、体幹を強くする。
(こちらの動画では鏡に映った正面の動きのほか、自分と同じ背面からの動きがわかります。)