名門、ゲンテン(genten)の歴史ある生地を1枚1枚つなぎ合せたぬくもりのバッグ。
genten
端材バッグ「ルオーロ」 限定380個
サイズ | (約)縦27×横31.5×底マチ12cm |
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持ち手高さ | 約19cm |
ショルダー長さ | 約83cm(調節不可) |
重さ | 約600g |
ポケット数 | 外1、内5 |
素材 | 綿・麻・牛革 |
製造国 | タイ |
環境情報
ホルムアルテヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
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対象外 | × | ポリ袋(PE)、紙、不織布 |
出会った瞬間、端正なたたずまいに圧倒されました。1枚1枚の布が個性を奏でながらオーケストラのようにまとまっている……1999年の設立当初からかぎりある資源として余り革と生地を丁重に保管してきたゲンテンにしかつくれない、9種の端材をつなぎ合せたバッグです。
本品誕生の発端は、デザイナーの荒井克至さんの「生地と生地は人の手でしか縫い合せられないから、端材をつなぎ合せることでバッグにぬくもりが生まれるのではないか」という思いでした。
「オレンジ色の革は2020年のノマデ、水色の麻地は2016年のデニムカットワークというシリーズの端材です。アクセントの柄生地(写真1枚目・右端)は2014年にウフィツィ美術館展とのコラボでつくったもので、ボッティチェリの絵の女性が身につけているメディチ家の紋章をモチーフにしたとても思い出深い生地です」
生地のつなぎ目が精緻で美しいのは、ミシンの運針を一般的な縫いスピードの半分以下にして、カタンカタンと手縫いのようにゆっくり縫い進めていくから。この縫い目から人の手をかけた仕事のぬくもりが生まれています。
「擦れやすい外ポケットの角に革を配置したのは、革の経年変化を感じてバッグに愛着を持っていただきたいから。持ち手もタンニンなめし革ですから、使い込むにつれてツヤがあがりますよ」
内側は白の綾織り地。頒布の硬い底枠がバッグの底を広げてくれるため出し入れがラク。上辺を革で縁取った5つの内ポケット(1つはファスナーつき)にも取り出しやすさが配慮されています。