アパレルロスセーター

人気のライトグレーと新色ブラウン。どちらも深みのある杢調です。

　こんなに斬新なセーターですが、本品の原料は“捨てられた服”。わが国に伝わる毛織物の「反毛技術」で行き場のないセーターをわた化し、ふたたび糸に紡いで編んで生まれ変わらせたセーターです。
　流行切れの服を引き受けている洋服リサイクルの大手、ショーイチ（2005年設立）が、廃棄される新品服をなんとか甦らせたいという熱意から生まれたのが本品。捨てられた服でつくった服なんてと敬遠されるのではないかと不安でしたが、昨年春号では1500枚を超えるお申込みがありました。
「このセーターには新品服を含む捨てられた服から紡いだ80%のリサイクルウール糸を使っています。ウールは優秀な再生素材ですから、もとの服とほぼ同量の糸が取れます。1500枚の8割、捨てられた1200枚以上の服が甦ったことになります」（ショーイチデザイナー・出口雅一さん）
　今春は新色のブラウンも仲間入り。1着に7種もの色合いが微妙に異なる茶色の毛糸を使って、深みを出しています。
　薄手のゲージ編みでお尻が隠れる長め丈。
※お申込みが集中した場合は、1ヵ月以上お待たせします。