変形足ものびのび…足指周りに柔らかい革を採用した、技ありの新作。
ショルト
ストレッチレザーサンダル
色 | ブロンズ、ブラック |
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サイズ | 22.0〜24.5cm |
片足重さ | 約153g(23.0cm) |
ヒール高さ | 約3.5cm |
ワイズ | 4E |
素材 | 羊革、ゴム、EVA(ソール) |
製造国 | 日本 |
※ソール交換不可。
足はほっそり見えるのに、驚くほど足指がのびのび動かせるサンダルです。これなら幅広足でも締めつけられて痛むことはまずないはず。通販生活が昨冬立ち上げたストレッチ靴ブランド、ショルトの第2作めです。
大好評を博した第1作めのブーツと同じく、足指周りにぐるりと「ショルトレザー」を採用しています。
ショルトレザーは、薄い羊革の裏にストレッチ生地、ナイロン、スポンジ、ナイロンメッシュを貼って5層に補強した通販生活オリジナル素材。従来の靴用の羊革と比べて2.5倍もグーンと伸びるだけでなく、元に戻る復元力も備えています(一財・日本繊維製品品質技術センター調べ)。
甲やかかと部分は伸びにくいエナメル革で押さえるので、足が前滑りしにくいのも特長です。マットなショルトレザーとシワ加工した艶やかなエナメル革の組合せは、見た目もおしゃれ。どちらの革も、なめしているのは世界のハイブランドから注文が絶えないインドの名門、イージャズ社(1971年創業)ですから、うっとりするほどきめ細やかです。
デザインは今回も人気ブランド「ミスキョウコ」の木村恭子さんに依頼。つま先の開きがひかえめで、かかとも覆ってくれるので、ごらんのとおり上品な印象です。足をあらわにしたくないミセスにもうってつけ。
ワイズは4Eですが、靴の横幅はやや狭めの設計。そのぶん、甲を高く取ってあります。片足153gと軽量。ベルトは面テープで調節できます。
「足指の痛みを感じることなく、鎌倉を丸1日歩き回れました。こんなサンダル、めずらしいと思う。」
島村菜津さん(作家)
このサンダル、あまりにも軽くて柔らかいでしょう。最初は頼りなく感じたんです。私がよく履くイタリア製の靴はもっと革が硬いし、ソールも厚いですから。
でもこれ、ただ柔らかいだけじゃありませんでした。たしかに足指周りの革はフカフカだけど、足首は伸びない革できちっと留まる。よく考えられているんですね。こういう細やかなつくりは、日本の靴ならではだと思います。
先日はこれを履いてイタリアから来た友人を鎌倉に案内しましたが、報国寺、鶴岡八幡宮、鎌倉大仏と1日歩き回っても足指が痛くなりませんでした。数年前から外反母趾
気味で、お気に入りのイタリア靴でも長く歩くと革が当って痛むことがあったので、これにはちょっと感心しました。
最初は頼りないと思った軽さも、だんだん気に入ってきました。一歩一歩が軽やかだと、やっぱり足がラク。50代を過ぎたら、こういう靴が疲れにくいと思いました。
しまむら・なつ●『スローシティ』(光文社)など、イタリアを題材にした作品を多数執筆。