達人のうまい焼き魚9ヵ月頒布会

焼き魚は大好きだけど、自宅で焼くと煙が出るしにおいがこもる。後片付けも大変……。今回ご紹介する頒布会ならそんなご心配は無用です。3職人が独自の製法で仕上げた、温めるだけで食べられるおいしい焼き魚をぜひご家庭で食べ比べてみてください。

【1月・4月・7月お届け】達人・山野辺忠広さん（宮城県塩竈市）

　魚の味は一にも二にも鮮度で決まるー。達人・山野辺忠広さんの持論です。手掛ける「電子レンジで仕上げる焼き魚」も鮮度がいのちです。
　鮮度を保つため、入荷から3時間以内に加工。熟練職人が手切りし、5度以下の低温で一晩タレに漬け込み、味をなじませます。鮮度の良い魚の身と脂の旨みを引き立てるため、味付けは最小限です。
　食べる直前に電子レンジの加熱で焼き魚に仕上げる技術は、山野辺さん独自のもの。鍵は魚の身とタレの水分量、脂の量の配合比率といいます。独自開発の真空パックに封入し、マイナス30℃で急速冷凍。解凍したパックごと電子レンジで温めると、焼き目のついた魚ができ上がります。
　自信作「銀鮭の加賀味噌焼き」は、1895年創業の味噌蔵、菊田味噌（石川県金沢市）の加賀味噌を使用。第35回全国水産加工品総合品質審査会で最高賞を受賞しました。

【11月・2月・5月お届け】達人・大塚康仁さん（愛媛県今治市）

「瀬戸内産の天然魚のうまいもん」を届け続けて38年。京都の老舗料亭も顧客に持つほど、繊細な味づくりに定評がある職人、大塚康仁さんによる焼き魚です。
　魚を酒粕や西京味噌などを使った特製の漬け床に2昼夜じっくりと漬け込み、スチームオーブンでふっくら焼き上げます。粗熱を取ったらトンネルフリーザーで急速凍結。やわらかくしっとりした焼き上がりです。
　写真は大塚さん自慢の一品。丁寧に骨切りした瀬戸内のはもを、愛媛の柚子皮を加えた柚庵地に漬け込み、香りよく仕上げています。

【12月・3 月・6 月お届け】達人・前田隆さん（新潟県新潟市）

　新潟漁協の買参権を持つ魚の目利き、前田隆さん。彼の焼き魚の特長は主に2つです。　
　1つが、魚種ごとに漬け床を調整して旨みを引き出すこと。例えば、味噌漬けなら老舗味噌蔵の木桶みそを使って、魚ごとに味噌の割合を変えて調味料を調合。主役となる魚の旨みを最大限に引き出します。写真は、そんなこだわりのぶりの味噌漬焼きです。
　2つ目は焼き方です。230℃の熱風で魚種に合せて3〜5分、魚の表面を焼き固め、中に旨みと水分をとじ込めます。

グリルで焼かずに食べられる焼き魚だから手軽に味わえる。

　焼き魚は食べたいけれど、グリルで焼くと煙やにおいが気になる。焼き網や受け皿を洗うのも面倒……。そんな人におすすめなのが、この「焼かずに食べられる焼き魚」の頒布会です。
　つくり手は愛媛、新潟、宮城の魚を知り尽くす3人の達人たち。使う魚はすべて国産。独自製法でつくり上げた焼き魚5種×2切（計10切）を月替わりで3巡ずつ、9ヵ月にわたって計45種をお届けします。
　アミノ酸調味料や着色料などの添加物は不使用。魚本来の旨みを引き出した、3人のこだわりの焼き魚をぜひ食べ比べてみてください。
【調理方法】
　冷蔵庫で解凍した後、温めてお召し上がりください。大塚さんと前田さんの焼き魚は、袋から器に移してラップをかけて電子レンジ500Wで1分。湯煎調理もできます。山野辺さんの焼き魚は、パックのまま蒸気穴を上にして電子レンジ500Wで3分。詳細は同封のパンフレットをご覧ください。