南高梅の煮詰め

　梅干は毎日欠かさず摂りたい食品だが、高血圧気味で塩分摂取に制限のある人には、食塩不使用の本品をおすすめしたい。
　梅干と同様、疲れをやわらげると言われる天然のクエン酸たっぷりの梅エキスだ。
　加えて梅エキスには注目の成分ムメフラールが含まれている。ムメフラールは血圧対策によいと言われているが、梅干には含まれていない。生梅を長時間煮詰めてはじめて生成される、梅エキスだけの希少な成分である。
　原料はすべて和歌山県産の南高梅。一瓶当たり約5kgの生梅（「梅のみ」の場合）を渋みや雑味を少なくするために種と皮を取り除き、40℃→100℃→40℃の3工程で約20時間かけてじっくり煮詰めていくことで、ムメフラールが効率よく生成される。
　酸味が苦手な人には「蜂蜜入り」もある。
　１日に「梅のみ」なら付属のスプーン３杯程度、「蜂蜜入り」は６杯ほど食べるのが目安。
「梅のみ」はお好みのオイルを混ぜて自家製ドレッシングにしたり、梅干しを使った梅煮のように肉料理などに加えたりしてもおいしい。クエン酸が豊富なので、料理に使う場合は念のためアルミ製の鍋は避けてください。
「蜂蜜入り」は甘さ控えめのプルーンに似た味わい。水やお湯、炭酸水などで割ると夏にぴったりの爽やかなジュースになる。ヨーグルトのトッピングにもおすすめ。