「高い塀の内側や裏口など、敷地内の死角には“音”による防犯が有効です」(梅本さん)
シアン・ヴィヴェラン
防犯砂利(2袋組)
住宅に侵入する犯罪者は、防犯対策の弱い「入りやすい家」を狙ってきます。 あなたの家の弱点を補う道具を、防犯ジャーナリストの梅本正行さんに聞きました。
ご自宅の敷地を、犯罪者の視点で見てみてください。人目を遮断する塀や通りから見えない窓はありませんか? たとえば、塀に面した腰高窓の下をかがんで歩いたら、室内からも通りからも見えません。こういう死角には「音」が有効です。
人が近づくと鳴る防犯アラームもありますが、踏むと大きな音がする防犯砂利は手軽に利用できます。お風呂場の窓から侵入されそうなら、窓の下に砂利を敷く。それから、窓に行くまでのルートにも敷きます。家の裏手に敷くのもおすすめです。
【編集部のおすすめ】
防犯砂利は、リサイクルガラス製の本品。草取りをしてから市販の防草シート
(1㎡200円くらい)を敷き、本品を4センチ厚に敷く。この上を歩くと石が擦れて77デシベル(セミの鳴き声くらい)程度の「ザクッ」という音が鳴るしくみだ。
本品2袋で窓一間の下(182×100センチ)に敷ける。雑貨を手掛けるシアン・ヴィヴェラン(2018年設立)製。
騒音レベルテスト
防音シールド室に本品を4cmの厚さになるように敷き、体重80kgと60kgの男性が10秒間足踏み運動を行い、騒音の平均値を測定。「80kg男性の平均値」と「60kg男性の平均値」の平均を算出すると、76.85dbだった。