まだクーラーの室外機を遮熱していないお宅は、節電のチャンスが残っている。
明和グラビア
室外機遮熱シート(2枚組)
大きさ | (約)30cm×80cm |
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重さ | 約520g |
材質 | 表面/PVC、中間層/ガラス繊維・PVC、裏面/ポリエステル |
付属品 | 取り付け用マグネット16枚つき |
製造国 | 日本 |
環境情報
主要材料 | 経口部分・食品接触部分使用材料 | 梱包材 |
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PVC、ガラス繊維 | なし | 紙、PVC |
クーラーの室外機に直射日光が当って高温になると、熱を外へ逃がしにくくなって部屋が冷えにくくなる。つまり電気を多く食う羽目になるから、ぜひ専用シートで遮熱してほしい。
競合品は日光をハネ返すアルミをウレタンに接着した「ひと夏使い捨て式」が主流だが、おすすめは床材などの建築資材で知られる明和グラビア(1953年設立)の非使い捨て式だ。
アルミに替わって、遮熱剤入りPVCと強度を高めるガラス繊維入りPVCを熱成形で1枚化してあるから、遮熱面が太陽熱や風雨ではがれる心配はない。
JIS規格に基づいた耐候テストでは「人工光源を2000時間照射した後も変化なし」の結果が出たから、3シーズンは使える計算だ。
約2ミリの薄さながら、遮熱力は写真3枚目の通り十分。付属の板マグネットで、本品を天板に貼りつけて使ってください。
2枚組でお届け。
遮熱力のテスト条件
室温20±2°Cの環境下で本品使用時と未使用時に、上方50cmからランプ光を照射させた時の温度比較を測定した(熱線受光体=黒画用紙の約5mm上に試料を保持し、試料側からランプ光を照射して裏面の熱線受光体の表面温度をサーモカメラを用いて経時的に測定した)。位置を入れ替えて5回測定した平均値を算出(23年5月26日実施)。
耐候性のテスト条件
・J I S規格(B 7751/放射照度及び放射露光量の測定方法)に基づき、紫外線カーボンアーク灯を用いて本品に2000時間照射。変色・変形がないかテストをした。
・気象庁が発表した道府県庁所在地と東京の日照時間の平年値(1991〜2020年の平均)をもとに、7〜9月の日照時間の全国平均を計算すると約516時間。これをひと夏とすると、約3.8年は使える。
「電気料金の値上げと猛暑のダブルパンチでしたが、このおかげで例年なみの電気代に抑えられました」
小林幸子さん(仙台市・73歳)
―去年の仙台は、猛暑日、真夏日、熱帯夜とも過去最高日数でした。
クーラーなしではとても暮らせませんでしたが、わが家のクーラーは20畳のリビングと、12畳と6畳の和室に各1台の計3台ありますから、電気代を考えると戦々恐々でした。
―7月に本品をお申込みでした。
このペラッとした1枚で効果があるの? と思ったら、7月の電気代が前年より1000円安くなっていました。暑かった8月も200円増えただけ。いつもの夏より明らかにクーラーを長時間使っていたし、6月には電気料金が2000円ほど値上げしたから、その分を差し引くとかなりの節電効果です。
興味がわいて、仙台で最高気温が36.8℃を記録した8月26日の午後、どれどれとこのシートをめくって室外機の天板を触ってみたら、焼けるように熱かった側面よりずっとぬるくて、体感でも納得しました。