「一番茶をいちばんおいしく淹れられる急須を目指してつくりました。」
新原光太郎のすすむ急須2
一番茶の専門店として、「日本茶のおいしさを最大限引き出せる」急須がないことに不満がありました。それで常滑焼の職人さんに相談して、2年かけて開発したのがこの急須です。
お湯を注いだとき茶葉が対流してまんべんなく開くように、背を高くして円筒型にしました。また、茶の苦み成分、カテキンを和らげてくれる「朱泥」という土で焼き上げたので、まろやかな味わいになります。粘りが少ない朱泥は加工が難しい土ですが、熟練の職人さんがひとつずつ手作業で仕上げています。(日本茶専門店「すすむ屋茶店」店主・新原光太郎さん)