26年度は、1,600人の子どもへの支援を
目標にしています。

支給金額

小学新1年生…
30,000円
中学新1年生…
30,000円
高校新1年生…
40,000円
高校卒業生…
50,000円

読者カンパ締め切り

2025年12月31日→「あすのば」へ。
※締め切り日以降にいただいたカンパは27年度に繰り越します。

「あすのば」からの子ども支援

2026年3月までに送金

支給の内訳ご報告

2026年7月発行 通販生活7・8月号


支援する子どもたち。

公益財団法人「あすのば」では、申請時の生活状況が困難な世帯の子どもに給付しています。

  1. 生活保護を受けている世帯の子ども。
  2. 住民税非課税世帯や、家計急変で同様の状況になった世帯の子ども。
  3. 児童養護施設などで生活し、26年春から自立生活をする子ども。

1~3の世帯には、「公的な証明書」の提出と「家庭の経済状況や扶養している子どもの数」などを申請していただいたうえで、子どもの福祉・教育などの専門家らによる選考委員会で公正な選考をお願いしています。

これまでのカンパ実績

新入学年
(募集号)
カンパ総額 カンパ支援者数
17年度
(16年冬号)
7188万3078円 2万5862人
18年度
(17年冬号)
6590万3384円 2万652人
19年度
(18年冬号)
5713万349円 1万6034人
20年度
(19年冬号)
7107万2867円 1万8774人
21年度
(20年盛夏号)
9001万862円 (※)
22年度
(21年冬号)
7895万2304円 1万9530人
23年度
(22年冬号)
7901万4065円 2万6429人
24年度
(23年冬号)
7915万1751円 2万5567人
25年度
(24年初秋号)
7659万5555円 2万3552人

(※)20年盛夏号『緊急コロナカンパ』のカンパ支援者のべ数は2万6214人。集まった3億1001万862円のうち、9001万862円を入学準備金カンパへ寄附。

ひとり親家庭の状況はこの10年で最悪。
痛ましい事件が起きる前に〝実感できる支援〟を
届ける必要があります。

小河光治さん

公益財団法人「あすのば」代表理事
小河光治さん

 あすのばの給付金に応募されるご家庭の状況は、この10年で今が最悪です。コロナ禍のとき、これ以上悪くなることはないと感じていました。しかし薄氷の上でなんとかしのいでいた方々が、昨今の物価高で氷が割れてどん底に落とされています。
 私たちが23年に実施した「生活保護・住民税非課税世帯6千人調査」や毎年の申請書には、困窮する世帯の声が多く届きます。夏休みに学校給食がなくなると、昼食を食べない中学生が4割以上。毎日は入浴しない小中学生が約3割います。トイレの水を家族でまとめて流すという話も聞きました。これは、憲法25条に書かれた生存権が脅かされている状況ではないでしょうか。
 猛暑が続くこの夏、困窮世帯の中から餓死する方や一家心中があるのではないかと懸念しています。痛ましい事件が起きないと、社会がこの問題に関心を持ってくれない。政治が改善に動いてくれない状況が続いています。

こんな思いをするのは、自分たちで最後にしてほしい。

 あすのばを設立して10年。私たちも与野党の国会議員に働きかけた結果、「子どもの貧困解消法」へと抜本的な法改正がされたり、ひとり親家庭への「児童扶養手当」の拡充などの対策が進みました。ですが、当事者の方々は「生活がよくなった実感がない」と言います。
 今回、入学準備に必要なお金の詳細を回答いただきました。見過ごされがちですが、高校入学時には約30万円と、小中学校より多くのお金が必要です。一方で大学のような奨学金が少なく負担感が高いので、給付金の応募者がもっとも多いのがこの世代なのです。
 兵庫県明石市では、ひとり親世帯などに高校入学準備金として30万円を無償で給付する支援策があります。こうした困っている方が〝実感できる支援〟は、本来なら国が率先してやるべきです。
 先日、母子家庭で暮す高校生から「あすのば設立から10年で変わったことの説明がありましたが、僕たちは10年なんて待てない」と言われました。確かに、彼らが子どもでいる時間は短い。もっとスピード感のある対策が必要です。また、「こんな思いをするのは、自分たちで最後にしてほしい」という訴えも胸に迫りました。
 私は父親を交通事故で亡くし、弟と二人、母子家庭で育ちました。中学2年のとき、母から心中するしかないと打ち明けられ、「こんな思いは誰もしてほしくない」と感じた、私の原点を思い出しました。
 よく「お金には色がない」と言われます。しかし通販生活読者のみなさんのご寄附には、他者を思いやる気持ちが乗せられていて、“暖かい色”をしていると思うのです。その想いは、カンパを受け取る子どもたちにもきっと伝わっています。毎年の多大なご厚意に感謝しつつ、ひきつづきご支援をよろしくお願い申し上げます。


おがわ・こうじ/26年間勤務した「あしなが育英会」を退職後、2015年に「あすのば」を設立。内閣府「子どもの貧困対策に関する検討会」構成員(14年)などにも関わる。

あすのばホームページ

カンパの方法

クレジットカードからのお振込み

Visa、MasterCard、JCBがご利用いただけます。

※通販生活のウェブサイトへのログインか、新規のご登録が必要です。

こちらからすぐカンパできます

ゆうちょ銀行からのお振込み

ゆうちょ銀行に備えつけてある「払込取扱票」に下記の「口座番号」と「加入者名」をご記入いただき、窓口でお振込みください。ATMの「ご送金ボタン」からもお振込みできます。
※振込手数料はご負担ください。

口座番号:00190-4-617018
加入者名:子どもの貧困支援・通販生活

26年度読者カンパ締め切り 2025年12月31日

※締め切り日以降にいただいたカンパは27年度に繰り越します。