カタカナ語辞典

アーカイブ

保存された記録、記録の保管場所。例)―映像で歴史に迫る。

アイアール【IR】

integrated resortの略。統合型リゾートともいう。カジノ、劇場、ホテル、大規模商業施設、国際会議場が集まった観光集客施設。

―推進法

カジノを含む統合型リゾート施設の整備推進に関する法律。

アイエス【IS】

Islamic Stateの略。イスラム教スンニ派の過激派組織。国際社会では承認されていないが、「イスラム国」を自称する。ISIL、ISISともいう。国や人種に関係なくイスラム教信者であれば誰でも「国民」になれるとして、国境を越えて実効支配地域を拡大している。世界各地で自爆テロ、誘拐、虐殺などの事件を起こす。

アイエムエフ【IMF】

International Monetary Fundの略。国際通貨基金。通貨と為替相場の安定を目的とし、国際収支が悪化した加盟国への融資などを行なう国連機関。各国の経済動向を調査・分析し、年に2回、世界の投資家が注目する「世界経済見通し」を発表する。

アイオーシー【IOC】

International Olympic Committeeの略。国際オリンピック委員会。夏季・冬季のオリンピック開催を統括する組織で、オリンピックに関わるすべての事柄の最終決定機関。本部はスイスのローザンヌ。1894年に「スポーツを通じて平和でより良い世界を実現する」というオリンピック精神の普及を目的として設立された。

アイオーティー【IoT】

internet of thingsの略。家電、自動車、物流、農・漁業、医療などの分野で、インターネットを使って状況確認や遠隔操作が可能になる仕組み。

アイコン

偶像、記号。①パソコン画面やスマホの待ち受け画面に並ぶ、ファイルの内容を絵や記号で表現したもの。②SNSなどで自分のことを表す画像。好みの写真やイラストを使うことが多い。

アイシー(IC)

integrated circuitの略。集積回路。ICチップは半導体の表面に集積回路を組み込んだ小さな電子部品で、約1センチ四方の金色の四角いもの。ICカードは、ICチップを搭載したカードのこと。クレジットカード、銀行のキャッシュカード、全国の鉄道会社が発行する交通系ICカード、高速道路のETCカードなど用途は幅広い。個人情報を暗号化しているため、偽造はほぼ不可能で安全性が高い。

アイシーティー【ICT】

information and communication technologyの略。情報通信技術。同意として日本では一般に「IT(情報技術)」が使われるが、本来ITはコンピュータ関連の技術のみを指し、インターネットによる情報の伝達など技術の活用を重視する場合は、国際的にはICTが用いられることが多い。

アイシーユー【ICU】

intensive care unitの略。集中治療室。大手術後の患者や重症患者を24時間体制で見守り、高度な治療を行なう病室。人工呼吸器、体外循環装置、人工透析装置など生命を維持するための機器が配置され、特別な訓練を受けた医師、看護師などが交代で治療・看護にあたる。

アイターン【Iターン】

生まれ育った場所で一度、就職した後、別の地方に移住、転職すること。特に都市部から地方への移動をいい、一直線の動きが英語の「I」に似ていることから名づけられた。コロナ禍による生き方、働き方の見直しとともに、地方移住への関心が高まり注目されている。

アイティー【IT】

information technologyの略。情報技術。コンピュータやデータ通信に関する技術の総称。

―産業

情報・通信技術に関する経済活動のこと。

―戦略

情報技術の利用を、企業方針や事業計画にどう生かすかの方策。

アイデンティティ

①自分が何者なのか、自分である証し。自己同一性。例)読書は―の確立に必要だ。②一致、識別。略してID。IDカードは身元証明書のこと。

アイピーエス細胞【iPS細胞】

人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)。皮膚細胞に遺伝子を組み込んで培養して作られ、この細胞の移植によって病気や怪我で失われた機能を回復させることができる。患者の皮膚から採取するため拒絶反応の心配がなく、再生医療への応用が期待されている。

アイピーシー【IPC】

International Paralympic Committeeの略。国際パラリンピック委員会。障害者のための国際スポーツ大会パラリンピックを主催する国際機関。競技別世界選手権大会も開催する。本部はドイツのボン。

アイパッド(iPad)

アップル社が開発、2010年より販売している薄型コンピュータ。板状で携帯しやすく外出先でウェブサイトの閲覧や動画・写真・音楽の視聴、電子書籍の利用などができる。

アイフォーン(iPhone)

アップル社が開発、2007年より販売しているスマホ。2020年までの販売台数は累計19億台と推定される。従来の携帯電話のような数字や文字入力のボタンが無く、指で画面に触れて操作する方式は携帯電話業界の革命といわれる。

アウトソーシング

企業が、社内業務を外部の専門企業や専門家に委託すること。

アウトバウンド

①内から外へ出ていくこと。海外旅行のこと。②コールセンターなどで顧客へ電話をかけること。対義語はインバウンド。

アウトプット

生み出す。発信する。①パソコンのデータを印刷すること。②仕事の成果、結果。

アウトブレイク

国、地域、病院内といった特定の場所で、特定の集団に、一定期間内に予想以上の感染症が発生すること。

アウトリーチ

①在宅療養者や要介護者、不登校児童生徒など支援が必要な人たちを公的機関が訪問し、積極的に手助けすること。訪問支援。②公的な文化施設や芸術家が出張コンサートなどの館外活動を積極的に行ない、利用していなかった人たちや将来利用する可能性のある子どもたちに働きかける活動。

アカウンタビリティ

詳細な情報開示と説明をする義務。もともとは、経営者が株主や投資家に向けて財務状況を説明する責任。例)君にはしっかりと―を果たしてもらいたい。

アカウント

インターネットサービスを受ける際の利用権利。利用者を特定する会員登録のようなもの。例)通販サイトで―を新規作成する。

アクセス

①ある場所へ行くための経路、交通の便。例)―の良い場所。②インターネット上の情報を検索して閲覧すること。

アクティビティ

活動、活気。①リゾート地やスポーツジムなどでの遊びや体験プログラム。例)ホテルの―が充実している。②インターネット利用者の活動状況や動向。例)パソコンで異常な―が検知された。

アクティブラーニング

教師からの一方的な講義ではなく、学生が主体的に学べるようにする学習法。自ら問題を見出し、結論を導き出す能力の向上が目的。グループでテーマを決めて事前学習、実地見聞を行ない、議論や発表につなげるのが一般的。大学の教育改革の一環として始まり、現在は小学校以上で取り入れられている。

アサイン

①業務の割り当て、地位の任命。例)この事業計画に彼を―した。②ホテルの部屋や飛行機の座席の割り当て。

アジェンダ

行動計画、予定、議事録、議題。取り組みや検討課題。

アスリート

運動選手。特に陸上競技、球技、水泳などで高い運動能力を持つ選手を指す。

トップ―

上位記録を持つ選手。

―ファースト

選手のことを第一に考えるという意味。

アセスメント

客観的な調査、評価。ある事象が周囲に及ぼす影響を予測したり、評価すること。

環境―

開発が環境に与える影響やその対策について事前に予測、評価すること。

アソシエイト

仲間、共同経営者。

―職

企業の事務系の職員や契約社員のこと。補佐する役割を意味する。

アップデート

最新版への更新。パソコンの機能やデータを最新版に置き換えること。

アテンド

①取引先や来客の接待。例)来週、A社と会食があるので―をお願いします。②介助。

アドバイザリーボード

顧問委員会。専門的な知識や経験から適切な助言をする専門家らで構成される。

新型コロナウイルス感染症対策―

医師や感染症の研究者、政治学者、弁護士などがメンバーで、厚生労働省に対して感染症対策を円滑に進めるために必要な助言を行なう。

アナウンスメント効果

①報道によって政府が経済政策や景気予測を発表した結果、人々に起こす消費行動の変化。②選挙の投票予想や世論調査に有権者が影響され、事前予測とは違う結果になること。

アナフィラキシー

アレルギーを起こす物質(アレルゲン)が体内に入ることで、急激に発症するアレルギー反応。じんましん、呼吸困難、腹痛、嘔吐など。新型コロナワクチン接種後にも起こる可能性がある。

―ショック

アナフィラキシーによって急激な血圧低下や意識障害が起きた状態。緊急な治療を要する。

アナリスト

専門分野に精通し、情報を分析したり、提供する人。

証券―

金融市場の分析・調査をし、投資や資産運用について助言する人。

アナログ

①数値を連続した目に見える量で表したもの。文字盤時計、水銀温度計、目盛りで見る秤など。対義語はデジタル。②デジタルの進化についていけないこと。例)わが社の部長は―人間だ。

アバター

「化身」の意味。インターネット上のサービスやゲームなどにおいて、利用者の分身として表示される画像。好きな動物やアニメキャラクターを選んだり、顔、髪型、服装などを候補の中から組み合わせて、独自のキャラクターを作ることもできる。

アビガン

新型または再興型インフルエンザで、他の抗インフルエンザ薬が無効な場合に投与が検討される医薬品。日本では、2020年10月に富士フイルム富山化学が新型コロナ治療薬として製造販売の承認を申請した。

アフィリエイト

ウェブサイトやユーチューブなどに商品広告やサービス情報を掲載する広告手法。視聴者がその広告を閲覧、広告の商品を購入するなどした場合、ウェブサイト等の主宰者は広告主から報酬を受け取れる。

アプリ

アプリケーション・ソフトウェアの略。電子メール、検索、動画・音楽の視聴、ゲームなどをするためのコンピュータ・プログラム。例)スマホに便利な―がたくさん入っている。

マッチング―

マッチングは組み合わせるの意。恋人や友達を探している人を対象に、出会いや交流の場を提供するスマホ向けのアプリ。

アプローチ

①近づく行為。接近。例)気になる彼女に―してみよう。②学問・研究の場で対象となるものに迫る行為。例)地域研究に新しい視点から―する。③門から玄関までの小道。④陸上やスキーのジャンプ競技におけるスタートから踏み切りまでの間や、その助走。⑤ゴルフ用語。グリーン近くからホールへ寄せ打ちすること。

アメニティ

生活環境における心地良さや快適さ。19世紀後半以降、イギリスで生まれた概念。住宅の居住性の良さ。

―グッズ

宿泊施設の洗面用具などの備品。

アラート

注意、警告。

東京―

2020年6月2日23時に、小池百合子東京都知事が発動。新型コロナウイルス感染者数が危険な状態まで拡大していることを知らせ、都民に警戒を呼びかけた。

アライアンス

同盟、連合、提携の意味。複数の異業種企業が、お互いの利益を上げる目的で新規事業を立ち上げる際に交わす業務提携。

―パートナー

業務提携した相手企業。

―契約

企業間で業務提携の際に取り交わす契約。

アラフィフ

50歳前後(アラウンド・フィフティー)の略。30歳前後はアラサー(サーティー)、40歳前後はアラフォー(フォーティー)、60歳前後はアラ還(還暦)という。

アリババ

中国の大手IT(情報技術)企業。インターネット上で買い物ができるウェブサイト(オンラインショップ)を複数展開し、中でも「タオバオ」は10億点以上の商品を扱う巨大市場。決済サービス「アリペイ」や、物流サービス、料理の出前サービスなど多くの事業も展開している。

アルゴリズム

数学の公式やコンピュータ・プログラムに代表される問題解決のための手順、計算方法。スマホの電車乗換案内アプリで、経路を導き出す機能もその一つ。

アレクサ

2014年、アマゾン社が開発した音声認識機能をもつ機器。AI(人工知能)が搭載され、利用者の質問や要求を理解し、応える。家電の操作、買い物などもできる。

アンガーマネジメント

苛立ちや怒りを自分で抑制すること。感情を爆発させずに、原因を客観的に分析し、問題解決に導く心理技術。

アンコンシャス・バイアス

自分自身では気づいていないものの見方。過去の経験や知識、価値観によって発言や行動に表れるもの。「無意識の偏見」ともいう。性別や職業による先入観、自分に都合の悪い情報は無視して大丈夫と判断したり、目立つ事象だけで人を評価すること。

アンダーマイニング効果

自らの考えや動機によって行動したことに、他人から報酬や評価が与えられると、やる気が失せてしまう現象。報酬がなければやりたくない、評価されるためにやる、と目的が変化してしまうこと。

アンチエイジング

抗老化、抗加齢。心身の老化を抑え、若々しさを保つこと。若返りを目指すための医療や美容などでの様々な取り組みの総称。

アンチテーゼ

ある肯定的な意見に対し、反対の意見を提示する姿勢。意見の一部を認めながら否定する場合もある。語源は「否定的命題、反定立」というドイツの哲学用語から。例)大量消費社会の―として、なるべく物を持たない生活を目指す。

アンドロイド

①高い知能を持つ人間型ロボット。②グーグル社開発OS、またはそれを搭載したスマホ。

アンバサダー

①大使、使節、代理人。②企業や組織の依頼を受けて商品やサービスの認知度を向上させる活動をする人。

―契約

著名人が広告宣伝を担い、商品開発・改良のために協力する契約。

アンビバレンス

ある対象に対して、「好きと嫌い」など相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示すこと。

イーイーゼット【EEZ】

exclusive economic zoneの略。排他的経済水域。沿岸国が海洋・海底において主権的な権利を持つ水域で、沿岸から200海里(370・4キロメートル)までを範囲とする。水域内では漁業、石油などの天然資源の採掘、科学的調査のための活動などを自由に行なうことができる。

イーコマース【EC】

electronic commerce の略。インターネット上の電子商取引。例)外出自粛に伴って、―の需要が伸びている。

イージス・アショア

アメリカが開発した陸上配備型の新型迎撃ミサイルシステム。軍艦「イージス艦」と同型の高性能レーダーや迎撃ミサイルを搭載する。イージスとはギリシャ神話の最高神ゼウスが持ち、娘の女神アテナに与えたともいわれる盾「アイギス」のこと。日本では2017年に導入を決定し、秋田市と山口県萩市に配備する予定だったが、住民による反対運動が起こり計画停止となった。

イースポーツ【eスポーツ】

electronic sportsの略。コンピュータゲームやテレビゲームなどの電子機器を用いて行なう対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。サッカー、カーレース、格闘技、戦闘系などがあり、通常はオンライン上で対戦する。競技人口は全世界で1億3000万人ともいわれ、プロチームも存在。高額な賞金が与えられる大会もある。国際的な競技会ではネット配信による中継が行なわれ、世界中のファンが視聴する。

イーブイ【EV】

electric vehicleの略。電気自動車。ガソリンや軽油などの石油資源を使わず、車に搭載したバッテリーに充電した電気を使って走る。動力源は電動モーターで、騒音や振動が少なく、運転方法も容易。排気ガスを出さないため、環境に優しい自動車として期待されている。

イクメン

育児に積極的な男性。男性従業員の育児参加を支援する上司や経営者(ボス)を「イクボス」という。

イシュー

①議論すべき課題、問題点。長期にわたって検討するという意味合いが強い。②定期刊行物。

イデオロギー

政治や社会のあり方についての考え方、思想。民主主義、社会主義、共産主義など。例)この記事はかなり―色が強い。

イノベーション

技術革新、刷新。新製品や新サービスに飛びつく人を、イノベーターと呼ぶ。

インクルージョン

包括、包含。多様な人々が対等に関わり合い、一体化する状態。

―教育

障害者と健常者を同じ教室で学ばせること。

インサイダー

組織やある社会の内部事情に精通している人。

―取引

関係者などが自分の立場を利用して情報公開前に株式売買を行なうこと。金融商品取引法で禁止されている。

インシデント

重大な結果を引き起こす可能性のある事柄。警察、航空、医療などの分野でよく使われる。

―レポート

仕事上の重大な事故に直結しかねないトラブルの事例報告。

インスタグラム

スマホやパソコン上で写真や動画を投稿できる無料アプリ。インスタント(即時)とテレグラム(電報)を合わせた造語。略してインスタ。投稿を見た人から多くの称賛がもらえるような見映えがする写真や動画のことを「インスタ映え」という。

インストール

パソコンにソフトウェアを追加し、使用できるよう設定すること。削除することを「アンインストール」という

インセンティブ

やる気を起こさせるための刺激。成果をあげた社員や販売店に報奨金、景品、旅行などの特別報酬を与えること。例)―がうまく働いて、業績が向上した。

インターネット

世界各地で使用されているコンピュータなどの情報機器を相互につないだ情報網のこと。接続することで電子メールのやりとり、ウェブサイトや動画の閲覧といった様々なサービスが利用できる。1990年頃より世界規模で普及し、生活や仕事などあらゆる場面で活用されている。

インターネットバンキング

銀行の窓口やATM(現金自動預払機)を使わずに、インターネットを通じて振込、振替、残高照会などができるサービス。ネットバンキングともいう。銀行に出かけることなく、24時間いつでも手続き可能で、スマホでも操作できる利便性から近年急速に普及した。

インターフェース

①2つの異なるものをつなぐ接続部分、装置。

ユーザー―

機械を使いやすくするためのソフトやハード全般のこと。

インターンシップ

学生が一定期間、企業で就職体験をする実習制度。学生は仕事内容や適性を見極める機会となり、企業は自社宣伝活動になる。

インタラクティブ

①相互に作用する、影響を与えること。

―アート

観客と一緒に作品を完成させる芸術活動。②双方向、対話型。

―テレビ

テレビ放送の電波を使い、視聴者が投票や商品の購入ができるサービス。

インテリジェンス

①知能、知識。知性、賢さ。例)彼の振る舞いには―を感じる。②安全保障や軍事関連、または企業経営などの情報収集、情報分析。

―ビューロー

政府の情報機関。

ビジネス―

企業が持っている情報を分析して経営に活用すること。

インバウンド

外から中へ、の意味。対義語はアウトバウンド。①外国人の訪日旅行、インバウンド・ツーリズムの略。例)新型コロナ感染症の影響で―が激減し、日本経済は打撃を受けた。②コールセンターなどで外から電話がかかってくること。

インフォームド・コンセント

医師が患者に、これからの治療内容についてその目的や副作用、費用などの詳細を説明し同意を得ること。

インフォデミック

不確実な情報がSNSや口コミによって拡散すること。インフォメーション(情報)とエピデミック(流行)を合わせた造語。新型コロナ感染拡大に際し、世界中でデマが広がった現象に対して、世界保健機関(WHO)が名づけた。

インフラ

インフラストラクチャーの略。①産業や生活の根本を支える社会基盤。鉄道、道路、上下水道、通信、電力、物流、学校、病院、公園など。例)この町は―整備が遅れている。②特定の分野で基盤となるもの。

IT―

コンピュータ機材、設備、通信回線など、情報システムを運用するための基盤。

インフルエンサー

世間に大きな影響を与える人。芸能人、スポーツ選手、有識者の他、ユーチューバーと呼ばれる人気動画投稿者に多い。

インフレ

インフレーションの略。長期にわたり物価が上昇し、貨幣価値が下がっていく状態。好景気で人々がお金を使い、企業も人々も潤う「良いインフレ」と、景気とは関係なく輸入原料の高騰などにより物価だけが上昇する「悪いインフレ」の2種類がある。

インボイス

商品名、金額、適用税率、消費税額が記載された適格請求書。売り手が買い手に正確な情報を伝えるためのもの。

―制度

買い手である消費税の課税事業者は、仕入税額控除を受けるためにインボイスの保存が義務付けられる。2023年10月から導入予定。

ヴィンテージ

①良いブドウが収穫された年、または良質のワインのこと。②時間の経過とともに味わいが出て価値が高まる年代物。例)骨董店で高価な―カメラを買った。

ウーバーイーツ

アメリカのウーバー・テクノロジーズ社が運営するスマホやパソコンで注文する料理の宅配システム。店も配達人も登録制。配達人が自分の自転車やバイクを使って店の料理を利用者に届ける。

ウェアラブル

衣服や腕、首などに装着する小型コンピュータ。健康や運動に関するデータの収集や音楽再生、電子決済、ゲームができる。

ウェブサイト

インターネット上で公開される情報ページ(記事)の集まり。企業、団体、個人の情報発信に使われる。「サイト」と略されることが多い。「ホームページ」も同義語として使われるが、ホームページはウェブサイトの最初のページを指して使われる場合が多い。

ウォータープルーフ

防水・耐水性があること。防水加工をしたもの。日焼け止めやメークアップ製品などの化粧品では、汗や涙、水に強く落ちにくいという意味で使われる。

エアロゾル

空気中に漂う直径0・001~100マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)の微粒子。マイクロ飛沫ともいう。ちり状の粉じん、大気汚染により視界が悪くなるスモッグ、霧やもやなどの原因。感染症のウイルスもエアロゾルとなることがある。

―感染

エアロゾルを吸い込んだことで引き起こされる感染。新型コロナウイルスはエアロゾル感染が指摘されている。

エイジレス

年齢にとらわれない、年齢を感じさせないこと。

―ライフ

内閣府が推奨する高齢者の生活様式。年齢に関係なく生き生きと元気で、社会参加すること。

エーアール【AR】

augmented realityの略で、一般的に「拡張現実」と訳される。実在の風景に文字や画像など、本来は存在しない情報を重ねて表示する方法。実在する場所に漫画の主人公を出現させるスマホ用ゲームや、実在する部屋に家具の画像を配置して寸法や色が合うかどうか確認するなど、多様な分野で活用されている。

エーアイ【AI】

artificial intelligenceの略。人工知能。人間の知識、推論、学習能力をコンピュータに託す技術。使い勝手や性能等の向上目的で、家電や警備システムなど様々な機器に搭載されている。

エーエスディ【ASD】

autism spectrum disorderの略。ある行動への執着、変化の拒絶、周囲に合わせられないという発達障害「自閉スペクトラム症」のこと。

エーディーエイチディー【ADHD】

attention-deficit hyperactivity disorderの略。注意欠如・多動症。幼児期に現れる発達障害の一種。注意力散漫、落ち着きがない、突飛な行動が特徴。

エクスキューズ

許す、弁明する、免除すること。例)この件について―の機会を与える。

エクストリーム

過激、極端。

―スポーツ

速度や高度において危険が伴う難易度の高いスポーツ。―出社 早朝からスポーツやレジャーを楽しんだあと、定刻出社すること。

―出社

早朝からスポーツやレジャーを楽しんだあと、定刻出社すること。

エクスペリエンス

経験、体験。

ユーザー―

製品やサービスを利用した人の体験。

エクモ【ECMO】

extracorpo real membrane oxygenationの略。体外式膜型人口肺。患者の血液を外部の回路に通し、人工肺を使って酸素を供給し、二酸化炭素を除いた血液を患者に戻す生命維持装置。新型コロナ感染症による重篤な呼吸不全や心不全の治療に使用される。

エゴサーチ

自分の名前などをインターネットで検索し、他者からの評価を調べること。エゴ(自己)とサーチ(調べる)を合わせた造語。略して「エゴサ」。例)1日に何回も―する。

エコノミークラス症候群

肺血栓塞栓症の一種。血栓が肺に移動して血管を詰まらせることで、呼吸困難や心肺停止などを引き起こす。飛行機のエコノミークラスで狭い座席に長時間座ったあと急に動くと起こりやすいことが名称の由来。ロングフライト血栓症ともいう。自然災害時の車中泊が原因になることも。

エシカル

社会で生きていくうえで守るべき倫理や道徳。利益や自我を優先させず、地球環境や様々な社会問題に対して思いやりを持つという考え方。

―消費

消費者が商品やサービスを選ぶ時の尺度。品質、価格、安全性、倫理の点で良いものかどうかを考えること。

エスイーオー【SEO】

search engine optimizationの略。インターネットで検索した時、多くの利用者の目に留まるよう、特定のウェブサイトを検索結果の上位に表示させるための手法。

エスエヌエス【SNS】

social networking service の略。人と人をつなぎ幅広い交流を促すインターネット上のサービス。代表的なものにツイッター、フェイスブック、ユーチューブ、インスタグラムなど。

エスエムエス【SMS】

short message serviceの略。携帯電話同士で電話番号を宛先にして短文が送信できるサービス。一度に送信できる文字数に制限がある。相手のメールアドレスを知らない時、簡単なメッセージを送りたい時に便利。

エスディージーズ【SDGs】

sustainable development goalsの略。「持続可能な開発目標」ともいう。2015年、国連で採択された国連加盟国193ヵ国が2030年までに達成すべき目標。貧困の根絶、気候変動への対策など17分野にわたる。

エッセンシャル

本質的、必須の意味。

―ワーカー

医療・介護従事者、日用品店舗従業員、公共交通の運転士、警察官、消防士、ゴミ収集など社会生活に必須の職業に就いている人。

エデュケーション

教育、教養、(能力の)育成、養成。

エビデンス

証拠、根拠、証明。ある治療法に効果があることを科学的に示した根拠。例)この運動療法には確かな―があります。

エフエーキュー【FAQ】

frequently asked questionsの略。利用者から頻繁に尋ねられる、よくある質問とその回答集。製品の取り扱い説明書や行政機関、企業やサービスのウェブサイトなどに掲載される。

エフォートレス

「努力(effort)を必要としない、無理のない」という意味。

―ファッション

ゆったりとした服装、気負いのないリラックスした装い。

エムアンドエー【M&A】

mergers and acquisitionsの略。企業の合併・買収。相手企業の資本や人材、経営手腕などを取り入れ、互いに自社の弱点を補う手法。買い手側にとっては事業の新設や拡大につながり、売り手側にとっては収益や事業の後継者問題の解決法となる。

エムシーアイ【MCI】

mild cognitive impairmentの略。軽度認知障害。認知症の前段階で、時間経過に伴う物忘れが特徴。少し前の話を忘れる、ニュースや大きな出来事の内容が曖昧になるなどの症状がある。

エムビーオー【MBO】

management buyoutの略。企業経営陣が自社株を他の株主から買い取り、経営権を得ること。

エルシーシー【LCC】

low-cost carrierの略。格安航空会社。機内サービスの簡素化や座席予約をインターネットに限定するなど、徹底した経費削減を行なうことで、低価格運賃を実現する。

エルジービーティー【LGBT】

lesbian(レズビアン、女性の同性愛者)、gay(ゲイ、男性の同性愛者)、bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、transgender(トランスジェンダー、身体と心の性の不一致)の頭文字を取って、性的少数者のことをいう。queer(クィア、風変わりな)またはquestioning(クエスチョニング、性別・性的指向がわからない)のQがつく「LGBTQ」やintersex(インターセックス、身体的に男女に分類できない)のI、asexual(アセクシュアル、誰にも性的欲求を抱かない)のAがつく「LGBTQIA」など多様化している。

エレクトロニクス

エレクトロン(電子)に関する学問、応用技術、産業。電子工学、電子技術。自動車や、携帯電話、テレビ、ラジオ、パソコンといった生活に身近な電気製品を動かす基幹的役割を担う。

エンゲージメント

約束、契約の意味。消費者が商品や企業に対して持つ好意や愛着心のこと。従業員の会社への思い入れという意味でも使われる。例)定期交流会を開いて従業員―を高める。

エンディングノート

病気や認知症などで自分の意思を伝えられなくなった時や死亡時のために伝えたいことを記しておくノート。希望や伝言、自分史、知人リストなど内容は自由。

エンドユーザー

①商品やサービスを実際に使う人。②コンピュータのソフトやアプリを利用する人。

エントリーシート

就職希望者が志望先の企業に、筆記試験や面接の前に提出する応募書類の一つ。主な項目は志望動機、性格や価値観、学生時代の経験、就職後の未来像など。就職希望者はこの書類で自身の人物像をアピールし、採用側は内容を参考に選考する。

エンパシー

他人の感情を「もし自分の立場だったら」と想像する能力。感情移入。家族や友人など私的な関係だけでなく、仕事を円滑に進めたり、問題を解決する時に相手の立場に立って考えるために重要とされる。例)彼女には高い―能力がある。

オーエス【OS】

operating systemの略。スマホやパソコンをごく普通に使うために必要なソフトウェア。アンドロイドやウィンドウズなど。

オーガニック

化学肥料や合成農薬を使わない農産物や食品、衣料品。例)彼女は―コットンの服を着る自然主義者だ。

オーディーエー【ODA】

Official Development Assistanceの略。政府開発援助。先進国の政府や民間企業などによる開発途上国への経済協力を指す。必要な資金を贈与する「無償資金協力」と、技術を伝える「技術協力」、開発途上国が返済することを前提とする「有償資金協力(借款)」などからなる二国間援助と、複数の先進国が協力して国際機関に拠出する多国間援助がある。

オーディオブック

声優や俳優が本を朗読した音声データを、パソコンやスマホを通して聴くサービス。目が疲れず、通勤途中や家事をしながら聴くことができるため人気が高まっている。

オートクチュール

高級婦人仕立服、高級婦人衣装店。デザイナーが顧客のために一点もののオリジナルの服を仕立てることも含まれる。クチュールはフランス語で「仕立て」の意味。パリのクチュール組合(通称サンディカ)に加盟する店は年に2回、新作を発表するコレクションを開催する。

オーバーシュート

①感染症患者の爆発的な増加。②為替や有価証券の相場が大幅に変動すること。本来は、度を越す、行き過ぎるという意味。

オーラルヒストリー

ある出来事の証言を関係者から聞き取り、記録、分析すること。文献史料だけに頼らない現地調査法。

オストメイト

ストーマと呼ばれる人工肛門や人工膀胱を装着した人。病気や怪我で肛門や膀胱が失われたため、腹部に穴をあけて人工の肛門や膀胱を造設して排泄する。装具管理や腹部洗浄には特別なケアが必要で、公共施設などの多目的トイレはオストメイト対応となっており、マーク(左)で示されている。

オゾン

薄い青色で、空気より重く特有の刺激臭がある気体。三つの酸素原子が集まった物質で分子式ではO³ 。強力な酸化能力があり、脱臭・殺菌・消毒に効果を持つ。

―層

地上から約10~50キロメートル上空の成層圏にある。太陽光の有害な紫外線を吸収し、地上の生物を守っている。

オブザーバー

①観察者。監視者。②会議などで議決権は持たないが、発言権はある人。また、発言権も議決権もない傍聴者。

国連―

国連に正式加盟していないが会議には参加できる地位。バチカン市国、パレスチナの他、赤十字国際委員会、欧州審議会などの国際機構も含まれる。

オプション

選択権。①標準仕様の商品に追加で注文する機能や装備、それらを注文すること。例)戸建て住宅の注文時に―で玄関灯が選べる。②一定期間に株式、債券、為替、貴金属などの金融商品を特定の価格で売買できる権利の取引。―取引ともいう。

オフライン

コンピュータがインターネットにつながっていない状態。対義語はオンライン。

オフレコ

オフ・ザ・レコードの略。記録に留めないこと。非公式の意味。記者会見やインタビューでの内容の一部、または全てを公表しないこと。例)この話は―でお願いします。

オマージュ

①尊敬、敬意、賛辞。②尊敬する芸術家や作家の作品に影響を受けて創作すること。例)この絵はピカソへの―だ。

オルタナティブ

代替物。他の選択肢。もとは二者択一の意味。通称オルタナ。

―テクノロジー

原子力に代わる太陽光や風力などによる再生可能エネルギーの技術。

―ミュージック

流行を追わない革新的な音楽。

オワコン

「終わったコンテンツ(ニュース、映画、音楽、ゲームなど)」の略。話題性がなくなり、すでに流行が終わりつつあるもの、人々の興味を引かなくなったもの。例)この週刊誌ももう―だね。

オンデマンド

要求に応じてサービスを提供すること。

―配信

視聴者の見たい時に動画が見られる配信方式。

―授業

好きな時間に自宅で講義が受けられること。

オンブズマン

市民からの苦情を受け、行政機関の業務が正しく行なわれているか、公平・中立の立場で調査し、改善措置を求める権限を与えられた人。国政監察官。最近ではオンブズ、オンブズパーソンということも多い。語源はスウェーデン語の「代理人」。

組織内―

大学や企業などに設置される。職員、学生、社員のための相談窓口。

オンライン

コンピュータがネットに接続している状態。

―診療

病院に行かずに在宅のままインターネットを介して診察が受けられること。