画像:カタカナ語辞典 ラ行

ライドシェア(ライドシェアリング)

ride(乗る)とshare(共有)を組み合わせた語。一般ドライバーが自家用車を使い有償で乗客を送迎する相乗りサービス。日本では、一般ドライバーによるライドシェアは道路運送法で原則禁止だが、公共交通機関の少ない過疎地では例外的に認められてきた。最近のタクシー不足を背景に導入が検討されているが、安全の確保や利用者の保護など課題も指摘されている。

ライトレール(LRT)

国土交通省が提唱する次世代型の路面電車システム。Light Rail Transitの略。旧来の路面電車とは異なり、道路交通への影響を最小限に抑えるため専用軌道を使用している。小型軽量化した車両で高齢者や体の不自由な人でも乗り降りしやすいほか、鉄道、地下鉄、バスなどの他の公共交通機関への乗換えも簡便であるなど、人と環境にやさしい公共交通手段として注目されている。

画像:ライトレール(LRT)

ライフサイクルコスト(LCC)

製品や建築物などが計画・設計されてから製作・建造、そして使用され、役目を終えて廃棄されるまでにかかるすべての費用。維持管理費も含まれる。
例)―を考えると決して安いとはいえない。

ライフライン

電気、ガス、水道、交通、通信など安全な生活を維持するために不可欠なもの。

ライブラリー

図書館、蔵書。コンピュータで、複数のデータなどをまとめて保存しておくところ。

ライン【LINE】

文章や音声で会話できるスマホ向けの無料通話アプリ。SNSの一つ。
グループ―複数のメンバーでメッセージのやりとりができる機能。連絡したい時や話し合いたい時に、文章を個々に送る必要がなく、やりとりをメンバー全員で共有できる。

ラグジュアリー

贅沢品、高級品、贅沢なこと。

ラジコ【radiko】

民放ラジオ局と大手広告会社の電通の14社で設立した会社が運営するインターネットラジオ聴取サービス。現在、民放ラジオ全99局の番組をパソコンやスマホのアプリで聴くことができる。

ラテマネー

意識せず日常的に支出してしまう少額の出費。アメリカの資産アドバイザー、デヴィッド・バックが提唱した概念で、「日々のカフェラテ1杯ほどの小さな出費」に由来する。

ラマダン

イスラム暦の第9月。断食月として知られるが、アラビア語で「暑い月」の意味。預言者ムハンマドが啓示を受けた神聖なこの月に、健康なイスラム教徒は斎戒として日の出から日没まで一切の飲食が禁じられ、喫煙や性行為も慎まなければならない。

リアルタイム

即時に、同時に。
―視聴 放送中のテレビ番組などを放送時間中に視聴すること。

リカバリー

回復、復旧、立ち直り。
グリーン― コロナ禍からの経済復興に際し、環境を重視した投資などにより経済を活性化させようとする景気刺激策。
―ウェア 疲労回復を目的とした衣類。休養・睡眠時に着用するパジャマやルームウェアを中心に販売されている。特殊な繊維や鉱物を織り込んだ生地が血行を促進することで、疲労回復や肩こり、腰痛の軽減などを促す。厚労省に届出が行なわれたものは、一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として取り扱われている。

リスキリング

新しい職業への就労、または現在の職業で必要なスキル(技能)の大幅な変化に適応するために、新たなスキルを獲得すること。また、それを雇用主が従業員にさせること。デジタル化の急進によって従来の仕事の消失と新たな仕事の創出が起き、この変化に対応するよう推奨されている。

リスク

危険、不確実性。
―ヘッジ 金融取引で、損失の危険を回避する対策をとること。

リスケ(リスケジュール)

①債務返済繰り延べ。債務事業者が金融機関に要請して返済日程を遅らせること。
②スケジュールの再調整。打合せ、会議、納期の日程変更。
例)「ご飯の約束を―してもいい?」

リスペクト

尊敬すること、敬意を表すこと。
例)この映画はヒッチコックを―してつくられた。

リソース

①資源、資産、供給源。
②コンピュータが稼働するために必要なシステム資源。ハードウエアやソフトウエアなどコンピュータを動かすために必要なあらゆる環境。

リチウムイオン電池

充電して繰り返し使用できる電池。小型・軽量であり、短時間の充電で長時間の使用が可能なためスマホやモバイルバッテリー、ゲーム機器、ノートパソコンといった日常的な電子機器に広く利用されている。一方、内部に燃えやすい溶媒を含むため発火のリスクが問題視されている。家庭ごみ混入による火災事故や、電車内で乗客のモバイルバッテリーが突然発火する事故が急増した。

リテラシー

①文字を読み書きする能力。
②ある分野に関する知識や情報を理解、活用する能力。
メディア― テレビ、新聞、インターネットなどの情報を読み解き、活用する能力のこと。

リプライ

返事をする、答える。特に電子メールで受信したメッセージなどに返信することを指す。リプと略すこともある。

リフレ派

積極的に金融緩和を行ない、緩やかなインフレを継続させて物価上昇を促し、経済成長を図ろうとする立場。リフレとはリフレーション(再膨張)の略で、デフレ状態を脱却し、まだインフレになっていない状態を指す。

リプロダクティブ・ヘルス/ライツ

性と生殖に関する健康と権利。女性が性や子供を産むことに関して、身体的・精神的・社会的に本人の意思が尊重され、自分らしく生きられることと、自分の身体について正しい情報を入手し、自分自身で選択・決定できる権利のこと。

リベラル

本来は個人の自由や個性を重んじる、自由主義の意味。現代においては政治的な革新派、左派・左翼(平等社会のため改革を主張する層)として、保守派からは批判的に使われる場合が多い。ほかに、因習や習慣などにとらわれないさまも指す。
例)―な校風。

リベラルアーツ

①七自由科。ギリシャ・ローマ時代から中世ヨーロッパで必須の教養科目とされた文法・修辞・弁証法・算術・幾何・天文学・音楽の7科目。
②自由な考え方や生き方をするための総合的人間力を養う教育。AIの発展やグローバル化などで複雑化する社会に対応するため、専門教育だけでなく幅広い知識が必要であるとして日本でも取り入れる大学が増えている。

リモート

遠隔。他の語と組み合わせて使われることが多い。
―コントロール 遠隔操作。
―ワーク 遠隔勤務。インターネットを利用して、会社から離れた場所で仕事をする勤務形態のこと。テレワークとも。

ルーティン

日課、慣例になっている手順や行動、習慣。
例)毎朝の―で散歩をする。

ルッキズム

容姿の美醜による差別。look(見る)とism(主義)から成り、外見至上主義とも。

レアアース

金属資源の一つ。17種類の希土類元素の総称で、スマホ、パソコン、電気自動車などの製造に欠かせない材料。

レイシズム

人種差別、人種的偏見、民族主義、人種主義。科学的根拠もなく、人種には優劣の差があるとする思想や態度、政策。19世紀のヨーロッパで隆盛し、優秀な人種が劣等な人種を支配するのは当然であるという優秀民族支配論などが広まった。

レームダック(レイムダック)

任期中に影響力を失った政治家を指していう。死に体。債務不履行者、役に立たない人や組織のことも指す。

レガシー

遺産、語り継がれる業績。IT(情報技術)の分野では、「時代遅れな」の意味で使われることが多い。

レカネマブ

アルツハイマー型認知症の治療薬。商品名は「レケンビ」。2023年、厚生労働省によって正式に承認された。日本の製薬会社エーザイとアメリカの製薬会社バイオジェンが共同開発。脳に直接働きかけ、原因の一つとされるアミロイドβという異常たんぱく質を取り除くことが期待されている。

レクイエム

①ローマ・カトリック教会で行なわれる死者のためのミサ典礼。
②①のために作られた曲。

レジュメ

①要約、概要。講演や講義、論文などの内容を簡潔にまとめたもの。
②履歴書。

レジリエンス

英語で回復力、復元力を意味する言葉で、困難な状況にうまく適応すること、また回復する過程をいう。もとは物理学用語だが、精神医学や心理学、生態学などで使われるようになった。

レスパイト

介護する側が一時的に介護を離れて気分転換や英気を養うこと、またそうした支援。respiteとは一時中断、小休止などの意。

レッドライン

①軍事や外交における「越えてはならない一線」の意味。相手国が踏み越えた場合には軍事力発動、開戦などを宣言する境界線にあたる。
②アイスホッケーのリンクを二分する中央の赤い線。

レビュー

物事を再調査・再検討すること。現在では、批評、評論の意味で使われる。特に、特定の商品や作品などについての評価や感想、意見などを指す。

レピュテーションリスク

評判リスク。否定的な評価や評判が広まることによって企業の信用を低下させ、経営を悪化させる危険のこと。風評リスクとも呼ばれる。悪評がインターネットなどを介して瞬時に拡散する「ネット炎上」は、それが顕在化したもの。

レプリコン

接種すると新型コロナウイルスの抗体を作ることができるワクチン。日本では高齢者を対象とした新型コロナワクチンの定期接種において、レプリコンワクチンも使用されている。接種後、一定の期間に体内で複製される特徴を持つため、少量の接種でより持続的な効果を期待できる一方、「体内で永遠に増殖するのではないか」という噂や、ワクチンの成分が接種していない人にもうつる「シェディング」が起きるとの言説が広がり問題化していた。

レベチ

「レベルが違う」の略。他と比較にならないほど圧倒的に素晴らしいことをいう。
例)彼の野球センスは―だよ。

レンチン

電子レンジで加熱すること。電子レンジの「レン」、加熱終了を知らせる音「チン」を組み合わせた造語。「チンする」と略すことも。しかし現在の電子レンジの動作音は「ピピピ」というアラーム音が多いため、20代以下の若い世代には「レンチン」の意味が通じないケースもある。

ローリングストック

家庭における災害時のための備蓄食品。またはそれらを備蓄する方法。日常生活のなかで缶詰やレトルト食品などを消費しながら常に一定量を備蓄する。それによって災害時にも日常と同じ食品が食べられ、備蓄品の鮮度も保てる。循環備蓄、ローリング備蓄。

ロールモデル

自分にとって理想的な行動や考え方の規範となる人物。

ロカボ

糖質をゆるやかに制限した食事や、それを用いた食事法。low-carbohydrate(低炭水化物)の略であるLow Carbが語源。一般社団法人食・楽・健康協会の登録商標。糖質を1食当たり20〜40g に抑えると食後高血糖を防ぎ、減量や検査値の改善につながるといわれる。

ログイン

コンピュータに暗証番号など自分の身元を示す情報を入力して、利用可能な状態にしたり、インターネットに接続したりすること。接続を切ったり、終了したりすることを「ログアウト」という。

ロジック

論理、議論の筋道。
―ツリー 物事を樹形状に分解していく図。問題の原因を解明し、解決策を見つけるために作成される。

ロスジェネ

ロストジェネレーションの略。バブル経済崩壊後の1993年から2004年頃に高校・大学を卒業して社会人になった世代で、就職氷河期世代とも呼ばれる。非正規雇用労働者やフリーターが多いのが特徴。

ロビイスト

特定の企業・団体、個人の利益のために、政党、議員、官僚などに働きかけたり、陳情などを取りまとめる人。その活動をロビー活動という。アメリカ議会のロビーで議員と話し合う慣習からこう呼ばれるようになった。

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