カタカナ語辞典

ワーキンググループ

作業部会、特別調査委員会など、特定の任務や作業のための集団。例)原発事故の原因調査のため―を立ち上げる。

ワークショップ

グループ学習、研究集会、体験型講習会。講師の話を一方的に聞くセミナーとは違い、参加者が主体になって作業を行ない、実践的な知識や技術を学び取ることが特徴。

ワークライフバランス

仕事と家庭・地域生活を両立させること。育児・介護休業法の施行、企業における労働時間の短縮や在宅勤務の推奨など、近年特に注目されている。例)週休3日制の導入で―の適正化を目指す。

ワーケーション

仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を合わせた造語で、企業の従業員が、休暇で滞在している観光地や帰省先でリモートで働くこと。新型コロナ拡大によるテレワークの普及で、仕事と余暇を両立させる働き方として注目されている。

ワイナリー

ワイン醸造所。ワインを生産するためのぶどう畑や加工場、貯蔵庫などの建物や土地、これらを運営する会社や事業全体を指すこともある。例)山梨や長野には大小様々な―が増えている。

ワイファイ(Wi‒Fi)

ケーブルを使わず、無線でインターネットに接続する技術。これにより外出先でもインターネットの利用が可能になった。

ワクチン・ツーリズム

ワクチン接種を観光の再興に活用するため、観光客を対象に組まれる接種付きの旅行。アメリカのニューヨークやグアム、インドネシアのバリ島などで広まっている。自国での接種が進まない旅行者からも注目を集める。

ワクチンパスポート

新型コロナ予防接種証明書。規定の回数のワクチン接種を終えたことを証明するもの。渡航者を対象に政府が発行するほか、自治体などが独自に発行するものがある。

ワンオペ

1人で作業全般を行なうこと。「one=1人」と「operation=運営」を合わせたワンオペレーションの略。もともとは牛丼のチェーン店が深夜に調理、接客、会計などの業務を従業員1人に行なわせていた1人勤務体制のこと。

―育児

夫が家事や育児などに参加せず、妻が1人ですべてを担うこと。

ワンチーム

「出身地や文化の違いを超えて一つに結束する」という意味のスローガン。2019年に開催されたラグビーW杯で日本チームが掲げていた語で、同年の「新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれた。

ワンボイス

一つの語り口、統一された表現方法によって、一つのイメージを明確に打ち出し、浸透させようとすること。新型コロナ感染拡大における緊急事態宣言発出に際しては、東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県知事が対策に向けて足並みを揃えることを指して使われた。