涼しさ、ムレにくさは二重マル。体温調節が苦手な高齢者に人気です。

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通販生活のクールコットンケット

サイズ(シングルのみ)縦約190×横約140cm
重さ約770g
素材肌側/綿90%・ポリエステル10%
外側/綿50%・レーヨン50%
生地芯材(地糸)/ポリエステル99%・ポリウレタン1%
洗濯方法洗濯機で弱水流ネット洗い
製造国日本

環境チェック情報

ホルムアルテヒド測定値家庭洗濯可能梱包材
20ppm以下ポリ袋(PE)

 熱帯夜(気温25℃以上の夜)がどれくらい増えたかご存じですか? 東京では1970年代は年14日だったのが、昨年は過去最多の57日に。睡眠中に汗をかいて脱水症状を起こすと水を飲めずに命取りになりますから、もはやクーラーは必需品です。 「でもクーラーは冷える」「でもケットを掛けるとムレる」という体温調節が苦手なシニアの人気を集め、昨年の夏道具で3位、夏寝具では4年連続で第1位を記録したケットです。
 通販生活の読者なら見覚えのあるこのヒダヒダは、冬の大人気寝具『ヒートコットンケット』と同じ体をすっぽり包む特許構造のシャーリング編み。体から離れにくいので、クーラーの冷気を防いでくれます。
 それでいてムレないのが本品の真骨頂。肌側は汗をスッと吸ってくれるコットン90%(残りの10%は強度を保つポリエステル)、外側はレーヨン混の短いパイル。肌側のコットンが汗をぐんぐん吸い取っては外側のレーヨンがせっせと逃がすので、ケットの内側がムレてついはぎたくなる……がないのです。
 クーラーの冷気を防ぐ一方で細かいヒダヒダに体温をほどよくため込むのも、体が冷えにくい理由です。ヒダヒダがアコーディオンのように左右にぐーんと伸びるので、寝返りを打っても寝心地はラクなまま体に密着し続けてくれます。
 寝具の老舗、ロマンス小杉(1947年創業)の会心作。サイズはシングルのみ。

同厚タオルケットと比べてこんなに大量にムレ(蒸気)が抜ける。

2022年5月18日、ユニチカガーメンテックでテスト。

蒸気抜けテスト

スモークマシンに筒を取り付け、筒の先端に試料をつけてスモーク噴出時を撮影(2022年5月18日実施/ユニチカガーメンテックで撮影)。

寝床内気候テスト条件

室温25℃・湿度50%の人工気候室で被験者(20・50代男性2名)に本品を掛けて、90分後に首・胸・腰・ふくらはぎ・足先の湿度と温度を測定。湿度は40〜46.5%、温度は31〜32℃に保たれていた(2021年2月25、26日実施/日本体育大学で測定)。

「ヒダがふくらんでいるところは肌に触れないから、空気を掛けている感覚。だから涼しいのですね」

村田喜代子さん(作家)

 これ、じつに摩訶不思議なケットです。体に掛けると手に持ったときよりずっと軽く感じるのです。この軽さが涼しくもあって、首まで掛けても暑苦しく感じません。北九州という土地柄に加えて、わが家の寝室は西側にも窓があるせいか就寝30分前からクーラーを26℃でつけてもベッドに入ると汗がジワッとにじむのですが、このケットは中がムレたり汗ではりついてこないのです。爽やかな掛け心地は、以前使っていたシルク100%のケット以上でした。
 このヒダが涼しいのですね。生地全面に細かい凹凸がついているので、肌に触れていない部分は空気を掛けているようなもの。涼しいわけです。そのわりにヒダを横へ伸ばしてみると生地そのものの幅はケットの1.5倍くらいありますから、体の湿気を吸ってくれる繊維の量は多いということ。なるほど、ケットが私の肌の代用になって、ひと晩中呼吸してムレを逃がしているから涼しいのだと納得がいきました。

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