ガーゼケットうすばね（シングルのみ）

5層ガーゼの中でも技術的に難しい「細糸を粗く織る」を取り入れたケットですから、人気が出るのは当り前。でも、贈答数第2位は予想を超えた結果でした。

5層の中心部まで40番手の細糸を使用。

　草加市にお住いの野村栄子さん（57歳）は、贈答用に4枚もお申込みくださいました。
「去年は7月末から熱帯夜続きで、娘2人も孫も寝苦しいってこぼしていたんです。それで8月にこのケットをプレゼントしました。もともと人一倍暑がりのうえに汗っかきの私が涼しく眠れたから、これなら絶対によろこばれると思ったら、その通りでした」
　野村さんご自身は、涼しさと肌触りがお気に入りだそう。「弱冷房でも風がスーッと抜けるから、とにかく涼しい。熱がこもらないので、寝汗が減りました。それに肌触りがいいんです。ガーゼケットは10年以上使っていますが、ここまでスベスベで、かけていないみたいに軽いケットは初めてです。60代の姉にもプレゼントしたら、『軽くてラク』って気に入ってくれました」
　涼しさの理由は、全ての生地に40番手の細糸を使っているから。表地と裏地は肌触りスベスベの平織り、中心部の3枚は粗い井桁に織ってあります。細糸を粗く織ると糸がほつれて切れやすいのですが、「三河木綿」の伝統を受け継ぐ織物工場、イチオリが高い技術で完成させました。
　5層重ねながら、重さはわずか520g。本品と同じ5枚重ねのガーゼケット11種類（シングル）を調べたところ、重さ700〜900gでしたから、半分近い軽さです。
　「ふじいろ」「きなり」ともに、肌側は無染色です。