海のゴーストをつくらない…漁師さんから回収した漁網生まれの再生ナイロン。
オーシャンナイロンジャケット
色 | バーミリオンレッド、ブラック |
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サイズ | M〜Lのみ |
重さ | 約230g |
素材 | ナイロン100% |
製造国 | 中国 |
洗濯方法 | 手洗い |
サイズ | バスト(適応バスト) | 着丈 | 肩幅 | 袖丈 |
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M〜L | 113cm(79〜94cm) | 70cm | 42cm | 57cm |
環境情報
ホルムアルテヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
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20ppm以下 | ○(手洗い) | ポリ袋(PE) |
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オーシャンナイロントート
税込11,000円
今年の3・4月号でご紹介したところ、編集部の予想を上回るお申込みで早々に完売となったのが、この漁網を再生したナイロン糸を混紡したジャケットです。
大量の魚を引き上げる漁網は頑丈な半面、海に流れ出たら600年は分解されずに漂いつづけると言われます。これを回避すべく、浜辺に置かれている使用済み漁網が台風で海へ流出しないように、漁師さんから回収した漁網を再生したナイロンペレットが本品の漁網糸の原料。糸を開発したモリトアパレル(2021年設立)の船崎康洋さんは、「漁網の場合、ほかの再生ペレットより服地用の細糸に生まれ変わらせるのが難しい」とおっしゃいます。
「漁網には海洋中のケイ素や砂などの不純物が入り込みやすいため、服地用の細い糸をひくと切れやすいのです。洗浄方法の工夫でようやく細糸が完成しましたが、服地に使うにはいまのところ10%前後が適量です。もっと多くの漁網再生糸を服に生まれ変わらせるため、新たな製糸方法を研究しています」
デザインは腰周りがゆったりしたAライン。漁網糸を含む細いナイロン糸を高密度に織り上げてあるので、お尻が隠れる長め丈ながら重さはたった230グラムです。名寄市の谷紀美子さんは今年の春の群馬旅行で重宝したそう。
「朝晩の寒暖差対策にぴったりでした。寒風を除けてくれるので、立ち襟のボタンを留めると肩から腰まで膜で包まれたような暖かさ。日中暑くなったらたたんでバッグへ。軽くてもともと自然な凹凸がある生地なのでシワも気になりません」
襟に高さがあるからボタンを上まで留めれば首の冷気も防いでくれます。生地には撥水加工を施してあるので多少の雨なら弾きます。新色は秋に映えるバーミリオンレッド。
オーシャンナイロンのトートバッグもあります。こちらからごらんください。