通販生活2023年冬号で回収した「羽毛布団927枚」が、おしゃれで暖かいダウンコートに生まれ変わりました。
通販生活の
リサイクルダウンのショートコート
限定800枚
色 | トープ、ブラック |
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サイズ | M〜L、L〜LL |
重さ | 約500g(M〜L) |
素材 | 表地・裏地/ナイロン100% 詰め物/ダウン90%・フェザー10% |
洗濯方法 | ドライクリーニング |
製造国 | 縫製/中国、羽毛吹込み/日本 |
サイズ | バスト (適応バスト) | 着丈 | 肩幅 | 袖丈 |
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M〜L | 104(79〜94) | 74 | 39.5 | 57.5 |
L〜LL | 112(86〜101) | 76 | 41 | 59 |
単位=cm、( )は体のサイズ。
環境情報
ホルムアルテヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
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20ppm以下 | ✕ | ポリ袋(PP) |
どうです?この素敵なダウンコート。中につまっている羽毛は、2023年冬、編集部の呼びかけにこたえて通販生活読者が送ってくれた、不要な羽毛布団から再生した羽毛です。古い羽毛がふわふわによみがえるまでを見届けてきました
数十万円の高級ダウンがいまは燃えるゴミになっている。
羽毛そのものは50年は暖かく使える素材なのに、羽毛布団の寿命は側生地の傷みや羽毛の汚れなどから10〜15年と言われ、高価な羽毛ですら大半が再生されずに焼却されています。一体なぜか?
本品の羽毛の再生を引き受けてくださった羽毛再生の専業工房、リレックス(山梨県都留市)へうかがって答えがわかりました。布団1枚1枚の側生地を手で切って羽毛を取り出し、ベテラン職人の手と眼でダウンの混率ごとに10段階に選別して洗う……とにかく手間がかかるのです。
布団のまま洗えばあっという間ですが、リレックス代表の佐藤俊邦さん(画像6枚目)曰く、「羽枝の間にからみついた寝汗汚れをとるには、羽毛を側生地から出して洗う必要がある」。選別した羽毛は混ざらないように細心の注意を払って梱包し、北杜市白州の羽毛洗浄工場へ送り込みます。
ん、白州? そう、本品の羽毛は環境省選定の名水百選の一つ、白州の地下水で洗います。この名水にも羽毛がふわふわに洗い上がる理由が。「南アルプスの花崗岩を抜けてきた白州の天然水は、ずば抜けて軟水です。海外の硬水で髪を洗うとゴワつくのは髪のたんぱく質にミネラル分が付着してきしむせいですが、羽毛も同じ。ミネラルが極力少ない軟水で洗う方が繊細なダウンの毛が傷まないので、白州の水は羽毛の洗浄にうってつけなのです」(佐藤さん)
この超軟水の地下水を汗汚れが落ちやすい45℃に温めてから、ドイツ製の大型羽毛洗浄機で洗い上げます。たんぱく質が変質しないように大量の熱風で一気に乾燥させると、ダウンボールの細い毛先まで開いたふわふわ羽毛に。手にのせると数秒で暖かくなってきました。
ダウン率90%以上のぜいたく羽毛に包まれる希少なぬくもり。
この通販生活読者から回収して洗浄再生した羽毛のうち、ダウン率90%以上のみを詰めたショートコートです。
最近は衣料用ダウンをリサイクルしたコートも見かけますが、本品はもともとのダウンボールが大きい布団用ダウンなので、暖かさは格別。洗浄再生後の羽毛のダウン嵩を表すフィルパワーを新品羽毛と同じ方式で測定したところ、「700以上」と新品羽毛と遜色ない暖かさでした。
お尻がすっぽり隠れる長め丈。ふわっとボリュームのある襟が、首元まで暖かく包んでくれます。
※『モスコビー羽毛布団』をお申込みの人には、お手持ちの羽毛布団の引き取りサービスを行っています。