競合品が現れては消えていく「ダニ駆除道具」の世界で、今年で20年めのロングセラー。
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渡邊秀夫さん●日革研究所 代表取締役会長:1935年生まれ。認定NPO 法人アレルギー支援ネットワーク理事、NPO法人応用生物科学研究所副理事長も務める。92年から湿気とダニの行動生態を研究してきたプロフェッショナル。 画像を拡大
小サイズもあります。 画像を拡大
1.食品エサの食欲をそそる香りに誘われて、生きたダニたちはいそいそとマットの中にもぐり込む。 画像を拡大
2.エサを食べたら最後、エサにまぶしてある吸湿セラミック粉末がダニから水分を奪って乾燥化。
3.3ヵ月後、使用済みマットは「燃えるゴミ」としてゴミ箱へ。アレルゲンが室内に舞い上がる心配はない。 画像を拡大
日革研究所
ダニ捕りマット「これが元祖だ®」
サイズ | 29.5×21cm/小12×10cm |
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重さ | 約61g/小10g |
材質 | 綿、食品フレーバー、セラミック、香料 |
使用目安 | 2〜3畳で1枚/小:収納ケース1段につき1つ |
有効期間 | 開封後3ヵ月 |
製造国 | 日本 |
※「2枚セット」「3枚セット」は代金引換、曜日・時間帯指定配達不可。
※小サイズは有効範囲は0.5㎡のため、タンス、衣装箱、布団圧縮袋など比較的狭い場所でご使用ください。
環境チェック情報
ホルムアルテヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
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調査対象外製品 | × | ポリ袋(PE) |
ダニアレルゲンを減らすための鉄則その1は、「生きているダニ」を生け捕りにすること。ダニの死骸は乾燥して粉々に砕け散って、室内でアレルゲン化してしまうからです。鉄則その2は、「安全な後始末」。本品は誘い込んだダニをマットの中で乾燥させて、マットごと燃えるゴミとして捨てられるので、室内にアレルゲンをまき散らす心配はありません。
「生きたダニを捕獲しなければ、室内のダニアレルゲンは、天文学的に増えていく一方です。」
坂本龍雄先生
医学博士/認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク理事長/医療法人大医会日進おりど病院小児科部長
生きているダニは、8本の脚で繊維に絡みついているので掃除機では吸い取れません。
ぜん息やアレルギー性鼻炎の多くは、ダニの死骸片やフンなどのアレルゲンによって発症します。
屋内に生息するダニの7〜9割を占めるとも言われるチリダニは、「室温25〜30℃」「湿度60%以上」「エサ=人のフケや垢」が揃うと、爆発的に繁殖します。人が寝て汗をかく寝具は、ダニにとって理想的な生息地です。
寝具をこまめに掃除機がけすることで、ある程度はアレルゲンの量を減らせますが、8本の脚で繊維に絡みつく「生きたダニ」は、掃除機ではほとんど捕れません。
では、「生きているダニ」を放置しておくとどうなるのか。チリダニの雌の成虫は日に数個卵を産み、2〜3日で孵化。2〜3週間で成熟して卵を産みはじめます。実際は湿度などの条件で異なりますが、計算上は少なくとも2ヵ月で700倍に増えてしまいます。
日々のアレルゲンの除去に加えて、「生きているダニ」を減らす根本的な対策が有効です。
メーカーの日革研究所について。
1973年創業。ダニの生態と行動に基づいた研究と製品開発に取り組んでいる。創業者であり開発者の渡邊秀夫さん(画像5枚目)は、NPO法人・応用生物科学研究所のダニ部会に所属し、湿度とダニ繁殖の関係を研究してきたプロ。
「大人ぜんそくを発症した6年前から、4ヵ所に敷いているこのマットを頼りにしています」
愛用歴6年 小山田浩子さん(作家)
15年春、ダニアレルギーの陽性反応が出ました。咳と鼻水が止まらない。ついには大人ぜんそくとの診断が……。
掃除以外のダニ対策が必要だと思ってこのマットを敷いたところ、3ヵ月後には夜中の咳が落ち着きました。
使用済みのマット4枚を編集部に渡してカウントしてもらったら、合計1万7202匹。ショックだったけど、それだけこのマットがダニをしっかり捕まえてくれているということですよね。
幸い、私の症状はいまも落ち着いていますが、ダニは減ったり増えたりしますから、定期コースを続けています。
「掃除を手抜きしたせいか、昨夏の捕獲数は2万匹…このマットを敷いていなかったらと思うとゾッとします」
愛用歴13年 成田邦子さん(高松市)
長女は3歳でダニアレルギーを発症しました。布団で肌をかきむしって夜通し泣く日もあり、見ていてつらかった。症状の悪化を防ぎたい一心で、07年5月からダニ捕りマットをはじめました。
1年めは変化なし。2年めの冬からかゆがる回数が減り、「お顔がきれいになったね」と近所で声をかけられるように。
5人の子どもたちがステイホームだった昨夏は、ダニ捕獲数がだいぶ増えました。うちは夫婦とも医療職なので忙しくなってあまり掃除できず……2万匹。
体質もあるでしょうけど、それでも下の子4人がアレルギーにならないのは、このマットのおかげと思っています。
「これをベッドに敷いてからは、猫2匹と一緒に寝ても、湿疹もかゆみも出なくなりました」
愛用歴6年 高見澤たか子さん(作家)
7年前に2匹の猫と暮し始めたら、首に赤いポツポツが出てきました。皮膚科の先生は「ダニアレルギーかもしれないから猫と寝ちゃダメ」と言うけれど、枕元に来る猫を追い払うなんてできません。
困っていたら、猫好き同志の通販生活から紹介されたのがこれでした。
ひと夏使ってダニの捕獲数を調べてもらったら、合計1万匹以上でした。布団やベッドパッドの掃除と天日干しだけじゃダメだったんですね。
湿疹とかゆみは収まっていますが、ダニはすぐ増える。このマット、これからも2匹と一緒に寝るための必需品です。