家事で酷使しがちな手はダメージを受けやすく、年齢が出やすい部分です。
手の若さは、どうしたら保つことができるのでしょうか?
その美しい手で、これまで100本以上のCMに出演してきた
パーツモデル・美容家の金子エミさんに
美しい手を保つデイリーケアや
スペシャルケアを教えていただきました。
教えてくれる人
金子エミさん
(パーツモデル・美容家)
金子エミさん
かねこえみ●パーツモデル・美容家。1991年にパーツモデルをスタートし、100 本以上のCMに出演。53歳のいまも現役パーツモデルとして活躍中。自宅でできる独自のケア方法は雑誌などに数百回掲載されている。『パーツ女優のからだ図鑑 (美人開花シリーズ)』(ワニブックス)などの著書がある。
まずは基本から
朝・昼・晩のデイリーケアで、
手を美しく!
手は年齢を重ねると乾燥しやすくなるため、1日のうち最低3回はハンドクリームを塗り、保湿してあげましょう。
ハンドクリームは、手のひらにのせたときに溶けやすいものが、水分と油分のバランスがいいのでおすすめです。肌に水分を補充するため、ハンドクリームの前に化粧水をつけたり、ハンドクリームと化粧水を1:1で混ぜて使ってもOK。小さなボトルに入れて持ち歩くといいでしょう。
朝・昼・晩を意識し、水仕事や手洗いなどの前後に塗ります。ハンドクリームは水仕事などの後に塗るのが一般的ですが、前に塗ると手を保護してくれます。
スペシャルケア その1
指先を美しくする、
おうちエステ「10分の指先パック」
7〜10日に一度行うとよい指先パックです。あまり頻繁に行うと指先をふやかし、乾燥を進めてしまう可能性があるので、7〜10日ごとで十分です。大切なのは、定期的なケアをきちんと続けることです。
10分ほどで指先と甘皮(爪の根元にある薄い皮)を同時にケアでき、エステでケアしたかのような、しっとりしてハリや弾力が増した美しい指先になります。忙しくて余裕がないときにこそ、お手入れをすると気持ちが上がりますし、心に余裕が生まれます。
1
小さいカップにお湯を入れ、ネイルオイル(数滴)またはハンドクリーム(ティースプーン1杯程度)を溶かす。
2
片手の指先を入れ、3分ほどつける。終わったら、もう一方の手も同様に行う。
3
割いて薄くしたコットンを、1に浸して人差し指の指先に巻く。巻いたコットンを他の指の甘皮にあて、くるくると優しく円を描くようにして甘皮を拭き取る。甘皮をしっかり拭き取ると、健康な爪が生えてくると言われている。
4
甘皮や指の腹にネイルオイルかハンドクリームを塗り、浸透させながら爪周りや爪をつくる爪母(爪の根元)をマッサージする。この後、天然繊維の手袋や美容手袋をして過ごすとベスト。次に手を洗うまでなど、少しの時間でもOK。
スペシャルケア その2
手のシワ予防の「ティッシュパック」
シニアの手は乾きやすく、若い頃と比べるとしぼみがちです。手軽にできるティッシュパックで、ふっくらつややかな手を目指しましょう。
1
手の甲にティッシュ1枚を置き、上からミスト状の化粧水を吹きかけ、ティッシュが手から落ちないようにぴったりと密着させる。
2
指の間もしっかり保湿するため、指の間でティッシュをカットする。
3
カットしたティッシュを指に巻き付ける。手の平側も同じように1~3を行う。
4
手をビニール袋に入れて、手首を輪ゴムでとめ、3分ほどおく。
5
ビニール袋をとり、仕上げにハンドクリームを塗る。