かまどの高熱で炊き上げる羽釜炊きをガス火で実現できる「かまど一体型」。
クリヤマ
ガス台用炊飯釜「かまどご飯釜」
小 | (約)直径17.5×幅21×高さ16.5cm、重さ約2.2kg |
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大 | (約)直径22×幅25.5×高さ19.5cm、重さ約3.7kg |
材質 | 陶器 |
付属品 | レシピブック |
製造国 | 日本 |
※電磁調理器では使えません。
環境チェック情報
主要材料 | 梱包材 |
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陶器 | 段ボール |
ご飯の味にこだわってガス火で炊くなら、ピカイチは土鍋よりもおいしく炊ける本品だろう。一見、土鍋のように見えるが大違い。イラストの通り、中が二重構造になっているのだ。
たとえて言うなら、ガス台の上に「かまど」をつくってしまったようなもの。ガス火で羽釜のかまど炊きを再現してくれるのだ。
ガスの火をつけて10分たったら消して20分蒸らす。これだけで、おねばたっぷりのかまどご飯が炊き上がる。
「かまど」の中に「お釜」を入れる二重構造を考案したのは“ご飯博士”で知られる江川和徳さん。新潟県農業総合研究所の食品研究センター長などを歴任された、日本を代表するお米研究者だ。
「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋取るな……この先人たちが発見した貴重な経験則を実践するには、釜の中を10分で100℃に加熱することが大事です。そうすることで、お米の細胞が損傷を受けずに糊化(おねば化)して、旨みを引き出せるのです」
ガス台の上につくられたかまどの内壁熱に囲まれて、釜の内部は約100℃の高温に保たれる。その余熱と蒸らしでおねばが対流して一粒一粒にコーティングされる。
最初こそ水加減で失敗することもあるが、コツさえつかめば、「もう、これ以外では炊かない」になると思う。
素材は、ペタライト配合で耐熱温度差700℃の超耐熱陶土。
製品化は新潟県三条市のクリヤマ(1977年創業)。
玄米の場合、大は2合、小は1合炊くことができます。
「電気炊飯器より早く炊き上がるのに、これで炊いたご飯は粒立ちが違います」
愛用歴10年 天野眞理さん(大阪市・48歳)
うちは10年前からこれで炊いたご飯です。炊き上がりがつややかに光っていて、見ためから電気炊飯器のご飯とは違います。
ひと口食べると一粒一粒がしっかりしていて、適度な弾力がある。噛みしめるごとにお米の甘みをはっきりと感じることができます。ご飯だけでここまでおいしいと思ったこと、電気炊飯器ではなかった。
玄米だって、圧力鍋よりふっくら炊き上がります。
たまに電気炊飯器を使って4合炊くと残るのに、これで炊くと子ども2人がおかわりをするから、あっという間になくなってしまいます。