快眠に欠かせない「寝返り」がうちやすい75×45センチのジャンボサイズ。
通販生活のメディカル枕®
サイズ | (約)縦45×横75×厚さ14cm |
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重さ | 約950g |
素材 | 表地/綿100%、中材/ポリエステル100%、中芯/ウレタンフォーム100% |
付属品 | 綿100%カバー(2枚) メディカル枕用カバーの追加注文はこちら。 |
製造国 | イタリア製 |
環境チェック情報
ホルムアルデヒド測定値 | 家庭洗濯可能 | 梱包材 |
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20ppm以下 | ○ (カバーのみ) | 段ボール、ポリ袋(PE) |
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メディカル枕用カバー
税込1,980-2,420円
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子ども用メディカル枕
税込9,880円
断筆宣言をしていた90年代中頃、かみさんが通販生活を読んでいて、これを見つけてくれたんだ。当時のぼくは寝つきが悪くて、羽根枕、そば殻枕、パイプ枕といろいろ試して、どれもしっくりこなかった頃だ。
使い始めてまもなくすっと眠れるようになって、いま使っているのは5代目。頭をのせると全身からスーッと力が抜けて、首や肩に力のかからないラクな姿勢になり、すこぶる寝心地がいい。この枕、齢を重ねて柔軟性がなくなってきたぼくの首にちゃんと対応してくれている。おかげで、89歳になった今でも10時間眠れることがある。
朝起きると首がガチガチに凝っている。寝違えたような状態がふつうで、首が曲がらないこともありました。
この枕を試してみたら、私の頭にピタッと合ったのでおどろきました。ちょうどよく沈んで、高さも柔らかさも私の好みです。褒めっぱなしでつまらない?でも、不満はまったくありません。この齢だし、首の凝りが完全に消えることはないけれど、朝起きたときには首に何も感じなくなりました。
あえて言うなら幅がありすぎる。私なんかは活力がなくなって寝返りを打たないから、この半分の長さでもお行儀よく寝ていられます(笑)。
これに替えたのは2年前、『の、すべて』(講談社)の連載や『平家物語』関連のイベントで忙しかった頃です。一日中パソコンに向かった後は、一晩寝ても首と肩がズーンと重かった。ところが、これだと翌朝の首と肩が軽い。なぜだろうと思っていましたが、体圧分散の画像を見ると枕が首を支えているんですね。そのせいか、と納得しました。
こうして実際に画像を見るまで首の位置を意識していなかったのは、寝ていて違和感がないからでしょうね。
枕が頭の下で「ここにいるぞ」と主張してくると、気になって眠れないんです。『メディカル枕』は存在感がない。こうして抱えると大きいのに、眠ると邪魔にならない。寝返りで頭が落ちないから、途中で目が覚めません。以前の羽根とパイプの枕も寝心地は良かったけど、寝返りを打つときは頭がはみ出さないように枕の端を意識していました。これは枕の端を感じない。真ん中のくぼみが左右に果てしなく続いているような安心感があるから、よく眠れるんじゃないかな。
歳をとるということは、初めてのことではないのです。祖父母や両親や親しい年上の人たちが歳をとっていくのを見てきたし、老いや死を主題にした素晴らしい小説やエッセイもたくさんあります。でも、実際の体験にはまた別の生々しさがあるんですね。40代の「ぎっくり首」をはじまりに、目、腰、膝へと老いは具体的にやってくる上に、書くことを職業にしている愚かな人たちの馬鹿な文章にいら立つという無駄な時間も、年を取って経験を積んだ分、ますます増えました。とは言え、ささやかなオマケのよろこびもあって、私にとってその一つがこの枕で眠ることです。
夜早い時間から寝床に入り、枕に頭を載せる瞬間の溜息が出るようなほっとした気持ちといったらありません。好きな本を3、40分ほど読み続けるうちに首がスッと軽くなって、朝、気がつくとそのまま眠りに落ちていたことがわかる。なにしろ夢も見ずに眠ってしまうんですから、これほど気楽な時間はありませんよ。もともとは9年前に読書家の友人から「寝ながら本を読むのにうってつけ」と薦められて使い始めましたが、首の位置を好きなように変えて読めるゆったりとしたサイズは確かに読書向きです。
スッと寝つけるとはいえ、最近は朝5時前に目が覚めることも増えました。時間にすればたっぷり眠れているわけではありませんが、首に違和感を覚えることなく、リラックスして一日を始められるのはこの枕のおかげですし、それで十分です。
私の場合、この枕で寝ると熟睡の深さが違います。もっと寝ていたいということがなくて、朝、スッと起きられる。
初代の枕は8年前にペシャンコになって、朝起きたときにスッキリしなくなってきたので、2代目に買い替えたら、また眠りが深くなりました。こうなると、ほかの枕を使う気になりません。
頭部は真ん中の柔らかいウレタンフォーム芯の凹部におさまりますが、弾力性のあるウレタンフォームはそれぞれの人の頭の重さによって、その人にあった適度な深さ(高さ)に変化してくれます。
首すじから肩部にかけての硬めのウレタンフォーム凸部(ふち)も高く評価されています。この凸部がしっかり支えてくれることで、朝まで首と肩の筋肉を緊張させない理想的な体圧分散状況がつくれるからです。
私たちは眠っている間も寝返りを打ったりしてモゾモゾと体を動かしていますが、これはそのときどきの「熟睡ポイント」を体が無意識に求めている現象です。
ごらんのように、本品のジャンボサイズなら、いくら寝返りを繰り返しても頭が枕からこぼれる心配はありません。
さらに、「今夜はもう少し首の位置を高めにしたい」とか、「肩を少し枕にのせて首の付け根を密着させたいな」「いや、密着させたくない」といったさまざまな頭の置き方に対応できます。
メディカル枕の「安眠構造」を考案したのはイタリアの整形外科の権威、パウロ・ベルダッチ博士。もともとは長期入院患者さんの首の負担軽減用に開発したものをイタリアの枕専門メーカー、伊・ファベ社(1980年創業)が85年に製品化して、各病院の整形外科病室に特別納入するようになりました。
肝心の芯材を綿で包む作業は4人の熟練職人さんの手作業によるものです。現在ファベ社は6種の枕を製造していますが、最上位枕は「エリオセル23」という高品質高反発ウレタンフォームを使用している「病院特別納入用」の本品です。
2016年1月にシート型の体圧分布測定器を使用して、愛用者の角田光代さんの頭部圧分布測定を実施しました。
赤色は、体圧がいちばんかかっている状況(約30㎜Hg)、ついで黄色(約21㎜Hg)、緑色(約15㎜Hg)、濃い青(約9㎜Hg)、薄い青(約6㎜Hg)。
薄い青や白い部分が多いほど<圧力が頭部に集中して首が浮いた状態>を表します。角田さんの場合、右下のメディカル枕のほうが首はしっかりつながっていますね。頭部に集中していた赤や黄色の面積も小さくなっている。後頭部に集中する頭部圧を分散できている証拠です。首がしっかり支えられて寝返りの打ちやすいリラックスした状態にあると言えます。