正方形まな板26センチ
シリコーンへら
ステンレストング

限られたキッチンのスペースを、まな板が占領していないだろうか。長方形のまな板の使い勝手に疑問を感じていた料理研究家の有元葉子さんが、調理手順をスムーズにするべく考えたのが、正方形の本品である。

キャベツ丸ごとでも余裕で切れる26センチ四方。

　「まな板は横長の長方形であるべきだと誰が決めたのでしょうか。まな板が小さければ調理スペースをもっとゆったり使えるのにね。
　それで燕三条の旧知の調理器具メーカーさんと相談しながらつくっていったのがこの正方形まな板です」という有元葉子さん。
　使いやすさを追求してたどり着いたのが、1辺26センチ。「奥行が26センチあれば、白菜やキャベツも余裕で切れる。このサイズが最良です」
　食材を縦に細く切ってまな板ごとくるっと90度回転させれば、端から切るだけでみじん切りもラクにできる。まな板が幅を取らずにすむ分、横には切った食材を入れるボウルを置けるスペースが生まれるところも評価した。
　素材はゴムの木。適度な硬さで刃当りがよく、速く乾く。2.5センチの厚みで自立するのも便利だ。
　有元さんが考案した使いやすい「へら」と「トング」もおすすめ。
●へら……シリコーン製でボウルや食器にピタリと沿うカーブつき。シリコーン部分は取り外して洗える。
●トング……先端に交互についた16個のツメがかみ合うので、重いかたまり肉でもラクに持ち上げられる。

【メーカーについて】

　機能性とデザインを両立した調理器具を得意とする、燕三条の和平フレイズ（1951年創業）。

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